ママチャリで安曇野⇔木崎湖をサイクリング~夏の大冒険~

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皆さんファンライドイベントのAACRはご存知でしょうか?AACRとは山岳地帯のイメージのある長野では珍しいだいたい平地のファンライドのイベントで春の安曇野~白馬等の山間を走る事ができます。
途中にはよくツイッタ―に写真が上がっている木崎湖もあります。

私も一度は参加してみたいなぁと思って申込をしようとしたのですが申込が殺到してネットに繋がりにくい現象が勃発。
「頑張ってエントリーフォームに繋がる→内容を入力→申込ボタン→申し訳ございません只今回線が大変混雑しておry」というのを2回ほど繰り返したところで私の堪忍袋の緒が千切れて、もう一生こんなイベント行かねぇ!!!と悪態をついてエントリーならず(逆切れ)

つまりあまりよくない想い出のあるイベントです。

そんな事があって諦めていたAACRですが、今回AACRのルートを自転車で走れるチャンスがやって参りました。
それは何故かというと私の高校時代からの友人であるE氏の奥さんの実家が長野の安曇野にあり、遊びに行こうぜ!と招待していただいたのです。
招待されたのは私と相方、そして同じく高校時代からの友人であるI氏夫婦の4人。
前々からE氏とI氏にはサイクリングしようぜ~!と話していましたが中々機会がなく実現はできていませんでした。
そんな私としては願ってもいない展開となり安曇野サイクリングが実現しました。

E氏の奥さんは初日は地元の友達に会いにいき、私の相方とI氏の奥さんは「安曇野ちひろ美術館」へ。
残ったおっさん3人はチャリで木崎湖へという事で企画は始まります。

I氏とE氏の対策とルート

そうと決まったらまずはルートと自転車をどうするか考えなくてはいけません。

I氏とE氏のリクエストを聞くと「でぶに坂は無理」と口を揃えて言ってきます(想定内)
実は高校時代は特に太ってはいなかった二人ですが怠惰な毎日を繰り返すうちにすっかりだらしのないおっさんに成り果ててしまっています。
健康診断でもバッチリメタボ枠の2人はその事実を自覚しているようで2人して「「坂道は無理、むしろ俺原付がいい。」」と言い出す始末です(想定内)

とりあえずまずは自転車をレンタルする事ができるのか近所を調べていると松川村役場で電動自転車のレンタルを発見。1日1500円とか破格の値段だったので2人にこれを勧めておきます。

次はルートですが坂道と大きい国道を除いて木崎湖までルートを引いてみたところ、出発地点(家の近く)から木崎湖をグルッと回って帰ってきて片道20km程度。
二人は学生時代以来自転車に乗ってないようですが、獲得標高300mくらいなのでちゃんと休憩すればなんとかなるハズです。
とりあえず木崎湖の「縁川商店」→「海ノ口駅」→「昼飯」→「帰宅」という流れを目標にしていきたいと思います。

出発までの準備

安曇野インターで集合したらとりあえず補給食とドリンクを買って明日に備えます。
2人とも自転車で遠出はしたことないのはもちろん、持久系のスポーツとは縁もなく自転車をナメきっている(特にE氏)ので補給食などの説得するのも一苦労。

「片道20kmなんて1時間くらいで余裕で走りきっちゃうよwww」「補給食?そんなのいらないでしょ?」「ドリンクなんて自販機あるってwww」とやんややんや言う事を聞かないデブ2人に


yaki「てめぇらいいからいう通りにしとけ!(マジギレ)」


と優しく諭します。

ところが、片道20kmを完全にナメきっているE氏に関してはあれだけ忠告しても補給を買わない始末。
「なんて世話の焼ける奴だ!!!」と言いながら私が彼の分の補給食もバッグにいれます。


~そして翌朝~


朝一(8:30)にレンタルする為に7:00起き。
各自準備をしていると…


I氏「・・・」

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yaki「・・・?なんだよ?早く寝間着から着替えて準備しろよ・・・」


I氏「できたよ。」

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yaki「は!?」


I氏「できたよ?」


yaki「タンクトップ!?それはダメだろ(呆れフェイス)」


I氏「なんで?行けるっしょ?」


E氏「お前、ちゃんと用意しろって言ったじゃねぇかよwwwIさん最初サンダルで行くつもりだったから一度家でスニーカーとか持って来させたんだよw」


yaki「え?ちょっと待ってそこから!?そこから言わなきゃダメだった!?」


I氏「男なんてこんなもんでしょ?(ドヤァ)」


yaki「(溜息)」


I氏「じー・・・(俺のジャージを見る)」


E氏「お前のジャージ貸してあげなよ」(マジキチ発言)


yaki「え」

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※着てみた


yaki「腹が出てるしraphaが壊れるしなんか色々とヤバいから今すぐ脱いで!!!」

この後、なんやかんやあってE氏の替えのジャージを奪い取りなんとかなったI氏。
みんなに支えられた事に感謝してほしいものです(現金で)

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着替えも終わり私が外で自転車を出しているとロードバイクに興味を持った2人がちょっと乗ってみたいという事で少し遊びます。

E氏はうまいもんですぐに乗っています。

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一方、I氏は・・・

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yaki「・・・」


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yaki「てめぇ!コラ!!トップチューブに座るんじゃねぇ!」


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I氏「これサドル高すぎない?座るとか無理なんだけど(I氏の身長は私と同じ)」


yaki「そんな訳ないでしょwww」


お母さん「あんたの方が脚がアレなのかねぇ。」


Iさんの方が脚がアレだったとしても、それにしてもアレ過ぎます。
お母さんの爆弾発言に爆笑する私とE氏にも負けず一生懸命乗ろうとするI氏ですが結局サドルには座れず。

普通に跨げば乗れるはずなのですが慣れもあるのか、そんな事ってあるのですね(謎)

始まる前から色々と事件は起きてますが2人は電動ママチャリ、1人だけガチのローディというこんな不思議な組み合わせでサイクリング行ってきます。

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松川村役場から木崎湖へ出発

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役場に到着したら2人は自転車を借りに行きます。
ここでE氏が謎の漢気を見せます。


E氏「俺は普通のママチャリで行く」(バカ発言)


役場のおじさん「え!?本気かい兄ちゃん!?ここから木崎湖でしょ?そんな人いないよ、やめときなってwww」


yaki「峠とかないけど坂道はあるからある程度はキツイぞ…電動がいいんじゃない?」


E氏「電動じゃ普通に行けて面白くないから、これで大丈夫!」


役場のおじさん「あらそうwww」


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全員が「電動の方が…」とひよる中、よせばいいのに無駄に漢気を見せたE氏のママチャリがコチラ
一応、変速は3段付いていますが普通のママチャリです。

ちなみにI氏はなんの躊躇もなく電動を選択、「すげーすげー!」と満面の笑みで試乗しています。

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なんだか腹の立つ笑顔です



という訳でE氏は普通のママチャリ、I氏は電動ママチャリで一行はスタート(私はロードバイク)。
一度、E氏がタイヤの空気が少ない!と数十メートルで役場に戻り役場の人に「まだ間に合うよ!www」と言われましたが彼の決心は変わりませんでした。

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走り出すとすぐにこの風景。
車もまだ少なくて、後を見ても気持ち良さそうに2人ついて来ています。
2人ともママチャリなのでどれくらいの速度がいいか確認したところ、どうやら15km/hくらいが丁度良さそうなのでそれ以下の速度でいつも以上にゆっくり進みます。

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するとしばらくするとE氏から衝撃の一言が


E氏「yakiさん!ヤバい!キツイwww」


yaki「はやwww俺達はみんなで止めたからなwww」


I氏「止めたねw」


E氏「ちなみに今何キロ来た?」


yaki「まだ5kmもきてないよw」


E氏「死ぬwww」


E氏「そして俺、ドリンク冷蔵庫に忘れちゃった…」


yaki「おい!何してんだよwww」


E氏のダメっぷりが目立ちますがこの辺りは想定内。
ママチャリに合わせたゆるポタの上、曇り気味で灼熱の気温でもないので私は全然余裕。
E氏に私のボトルを与えてちょくちょく飲ませます。

やはりママチャリは予想以上にキツかったようでロードバイクでは無視できる1%に満たない程度の斜度でも敏感に感じ取って訴えてきます。

比べて電動自転車に乗っているI氏はかなり余裕の模様。
まったく力を入れなくてもペダルに触れると勝手に回るから坂道でも関係なくグングン進むとの事。
E氏が限界を迎えたら少し交換する交渉をして先へ進みます。

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緑に囲まれたのどかな道を走りながらちょくちょく休憩していきます。
8kmくらいの地点でしょうか?ママチャリのE氏は体重もあるので結構辛そうで大量に汗をかいてゼーハーしてます。
とりあえず私の補給食(ゼリー)と塩飴、ボトルを渡して「これ食って、水ももっと飲んでいいから。」と促します。

「いいのかい?すまんね…ありがとう。」と素直に受け取っていたので本当にキツかったのでしょう。
まだ補給も塩飴もあるのでとりあえず休み休み行けば大丈夫そうです。

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そして運がよかったのがこの先でたまたまE氏の奥さんの友達の家があり、そこにE氏の奥さんが遊びに来ていました。奥さんに連絡して顔を見せたついでにお茶を受け取ってE氏は水分を確保。
雑談の中で「普通のママチャリはあかん」と奥さんに必死に解くE氏ですが「当たり前じゃん」と一蹴。まぁ、当たり前なので仕方ありません。

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奥さんとその友人に挨拶をすませたら再びサドルに跨ります。
ここで試しに電動自転車に乗せてもらいましたがこれまた楽過ぎて感動です。

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乗せてもらって最初に驚いたのが初速の加速。
ちょっとペダルに力をいれるとそのまま勝手に電動アシストが作動してクランクが回っていきます。
前と近いとそのまま突っ込んでしまいそうで危ないくらいで、確かにこれくらいアシストしてくれるならペダルに脚を乗せているだけで坂道も平地も楽々進んで行けそうです。
そして、改めて気づくのがママチャリのサドルってふっかふかです。タイヤも太いので道の凸凹の上を走っていても全て衝撃を吸収してめっちゃ快適です。
ロードバイクのサドルがいかに三角木馬なのか改めて実感いたしました。

こんな快適なサドルな上、ペダル漕ぐ力もいらないのです。
疲労困憊のE氏と比べ、特に疲れた様子のないI氏にも納得がいきます。
I氏いわく、ある程度の速度以上では電動アシストは作動しないようで、坂道のようにゆっくり走っている箇所はすごく楽だけど下りや平地で速度が乗ってくると自分の脚の力を使わないと行けないようで逆に疲れてしまうようです。

ちなみに電動アシストを切ってしまうとただのクソ重いチャリとなるので充電池の残量には注意した方が良さそうです。

試しに電動アシストを切った状態で走ってみたI氏の見るからにひどいフォームからも辛さが伝わってきます。

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木崎湖へ到着

ちょちょっと走ったら道路看板に木崎湖の文字が見えて一行のテンションもUP。

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後数キロですが最後の休憩をコンビニですませたらあっという間に木崎湖へ到着です!

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まずはツイッタ―でフォローさせて頂いている尚さんからオススメされた「縁川商店」を目指して湖畔を走ります。

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そして第一目的地に到着!

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おやきと自家製梅ソーダをいただきます。

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落ち着かないテーブルクロスの上でおやきと自家製梅ソーダをいただきましたが、この梅ソーダが絶品です。
梅は酸っぱくなくて甘くなっておりソーダを飲みながら食べると疲れた体にとてもおいしく感じました。

ここは色んなアニメの聖地になっているようで店内にはアニメのポスターやグッズ?が張り巡らされております。
私のボキャブラリーでは「ろんぐらいだぁす!」しかわかりませんが私の知っている「ろんぐらいだぁす!」はほとんどなく、なんかメイド服のようなジャージを着た私の知らない「ロングライダース」と私達3人が完全にエロ本大人の漫画だと勘違いした「おねがい☆ティーチャー/ツインズ」(大人の漫画ではない)がゴリゴリに推されておりました。


店内の異様な雰囲気に少しドキドキしながらゆっくりした後は「海ノ口駅」へ向かって出発します。
縁川商店からはすぐ近くで5~10分くらいで着きます。

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こちらも何らかのアニメの聖地になっているようで色々とそれっぽい物がありますがまったくわからず。
予習をしてこなかった事が悔やまれます。

この駅の聖地としての価値がよくわかりませんが、とりあえず爪痕は残します。
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これで一応本日の目的を果たした我々がこの後のお昼の場所を考えているとE氏から何か名物のカレーがあるからそれが食べたいという意見が出ます。

場所は「星湖亭」という店で位置を確認したら木崎湖の湖畔にあるようです。
特に他に食べたいものなどなかったので、まぁいいか!と「星湖亭」へ向かいます。

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星湖亭への行きしな、気持ちの良い湖畔の道を走っていると脇に10%位の登り坂を発見。
ちょっと電動アシストの力を知りたかったのでE氏は下で待っててもらってI氏と数百メートル登ってみる事になりました。
この時私は8割くらいの力で結構ゼーハーして登ったのですがI氏は息切れせずに普通に横についてきます。
結局そのまま上までゼーハーせずについてきました。

実はこの時I氏はやせ我慢をしていて登り終えたと同時にゼーハーし出しましたが、これは逆にゼーハーを我慢できる程度の負荷しかかかってないと言えます。
しかもI氏に感想を聞くとゆっくり登る分にはまったく力を使わない事が可能で、私が加速していたのでそれについて行こうとして少し力を使っていたというのです。
恐るべし電動アシスト…。こっちは結構頑張っていたのに…。

そんな事をしているとI氏に問題が発生。
初心者なら誰でも通るであろうケツの痛みが出てきたようです。
しかもサドルが痛いとかではなく、「ケツと袋が擦れている部分が圧迫して痛い」という意味不明な状態。
I氏曰く「でぶが故の痛み」との事ですがE氏はそんな事ないのでI氏の尻と袋の位置関係がおかしいのでしょう。
ここからI氏はダンシングを多用していきます

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I氏の渾身のダンシングもあり「星湖亭」へはすぐに到着。時間的にはほぼ想定通りにご飯にありつけました。

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yaki「チャーシューメン一つ!」


E氏「ラーメン大盛り!」


yaki「お前はカレーじゃないのかよ!!!」


I氏「まりえツインズカレー一つ!」


yaki&E氏「まりえって誰?ここのおばちゃん?」


I氏「たぶんあのおねがいティーチャーという漫画のメガネのヒロインじゃない?」


yaki&E氏「あ~あのHな先生か!(Hではない)」

E氏「おい!調べたらまりえってあのヒロインじゃないぞ!」


yaki&I氏「は?なんで?やっぱりここのおばちゃん?」


E氏「これ」

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全員(´-`).。oO(誰!?)


全員(´-`).。oO(宇宙人!?名前まりえなのに?メスなの!?てかおねがいティーチャーって学園漫画じゃないの!?)


色々と疑問が湧きあがり過ぎて何から話せばいいのかわからず無言の一行にツインズカレーが届きます。


店員さん「はい、こちらまりえツインズカレーです(^_^)」


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全員(´-`).。oO(何がツインズなのかと思ったら生卵か…)


Iさん「ねぇ、ツインズは分かったんだけどこのカレーのまりえの部分は?


yaki&E氏(´-`).。oO(・・・)


ラーメンもカレーも味は普通でした\(^o^)/

ちなみに店員さんや地元?のおばちゃんに「普通のママチャリで松川村から来たの!?バカなの!?死ぬの!?」ばりに驚かれたのでやっぱりEさんの選択は間違いのようですw

さてさて、お昼を食べたらさっさと帰りましょう!帰りは下り基調のはずなので楽々です(フラグ)


I氏「アッーーーーー!!!!」

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yaki「どうした?Iさん?」


I氏「俺の…ツインズがっっっ!!!!」


yaki&E氏「うるせぇよwww」


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ここに来てI氏のツインズとお尻が爆発。
ただ打つ手はないので後20km騙し騙し頑張ってもらうほかありません。

とりあえず帰りは下り基調、今まで地味に登ってきた道が全て地味な下りになると思えば帰りはそんなに時間はかからなそうです。

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気持ちの良い一本道の下りを進んで行きますが電動で楽をしているはずのI氏がケツ痛が原因で遅れだします。

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yaki「Iさん顕著に遅れだしたなwww」


そして道路のつなぎ目が堪えるようでつなぎ目の度に後ろから悲痛な叫び声が聞こえます。
辛そうなので尻休めにコンビニにピットイン!

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I氏「ぁぁぁぁ・・・(消え入りそうな声)」

帰り道の悲劇

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ぐったりとしたI氏が「パピコでツインズと尻を冷やしたい」とかぶつぶつ言っているのをスルーしたまま再出発。
ここから来た道では面白くないのでちょっとルートを変えて車の多い大通りを極力避けた田舎道をひた走ります。

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帰りはこの矢印のルートを通ったのですがこれが大間違い。
山道ではありませんが、ずっと下りのはずが登る必要のないアップダウンを無駄に走る事になって普通のママチャリで戦っていたEさんの太股が爆発します。

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E氏「ばかやろうwwwなんで今までで一番キツイ登りが出てくるんだよwww」


yaki「ごめんwww」


E氏「来た道そのまま戻ればずっと下りだったじゃないか!!!」


yaki「wwwwww」


ここまで走ってきてのアップダウンはやはりママチャリにはこたえるようでEさんから盛大にクレームが上がります。
ちょくちょくクレームが上がる度に「大丈夫!これが一番近道だから!(大嘘)」「車こない道はここだけだから!(やや本当)」「この登りでもう終わりだから!(自分もサッパリわからない)とせめて気持ちだけでも楽にさせてあげます(優しさ)


I氏「冷やしたいよ~熱いよう~熱持ってるよう~(涙目)」


yaki「そこの川でも入ってろ!(雑)」


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E氏の太股が爆発、I氏のツインズと尻が高熱に悩まされますが、2人の要求を的確に処理しながら着々と先へ進みついに松川村役場に戻って参りました。
2人が走った距離は約43km獲得標高は320mとなりました。

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疲れ切った2人のメタボ

疲れ切った2人のメタボ



疲れ切った2人のメタボ

疲れ切った2人のメタボ



「片道20kmなんて補給もいらないし余裕だよwww」と吹いていたE氏ですが「なめてました」と反省していただいたようで何よりです(^_^)

そして電動アシスト付自転車のI氏はツインズと尻以外は無事で特に脚にも強い疲労はないようです。さすが電動…。

念のため2人には「ロードバイク買う気になった?」と聞いたところ2人は口を揃えて


「「俺は原付がいい」」


と強い口調で言っておりました。

まとめ

安曇野~木崎湖ですが変に山へ行かなければメタボのまったく運動していないおっさんでもママチャリで行ける事がわかりました。
ただ、結構キツイようなので楽しく行きたければ電動アシスト付をオススメします。
ちなみに電動アシスト付自転車にした場合は小熊山くらいなら登って帰ってきても充電は充分持つと思います(本来は帰りが下りなので電池使わない)。

ただ、私が探した限りではレンタルは電動自転車か通常のママチャリだけだったのでロードバイク等のスポーツサイクルのレンタルはないと思います(松川村では)
後は連休だったことも影響しているのかもしれませんが、大通りを避けているのですがそれでもかなり車が多いです。
大通りに関しては大型トラックもバンバン走っていてちょっと危ないくらい交通量は多かったです。
ママチャリの2人は危険だったので車の邪魔になりそうな場所は歩道へ避難してゆっくり走ってもらいました。

また、登りらしい登りが無く平地を楽しめるのと引き換えに日陰はほとんどありません。
冗談抜きで木崎湖の湖畔までは田んぼの真ん中のような道なので真夏や猛暑日は避けた方が無難です(リゾート地でなく普通の田舎なのでカフェや自販機もほとんどありません)

爽やかな高原というよりも田舎のおばあちゃんの家の周りを走っているという感じで、春に行くのが一番気持ち良さそうです。
そう思うと、なるほどAACRは一番安曇野を楽しめる時期に設定されているんだなぁと気付かされます。

ちなみにAACRなどのイベント以外で走るとなると、個人的にはスポーツバイクもレンタルできて高原の爽やかな雰囲気が楽しめ、リゾート地故に豊富なお洒落カフェや補給場所、宿泊施設もある那須の方がオススメかなと思います\(^o^)/

単体で安曇野だけを走りに来るのはちょっとコスパが悪く(正直普通の田舎道なのでそれならもっと近場もあるはず)、近くに美ヶ原や乗鞍があるので、泊りできて美ヶ原や乗鞍の翌日や前日に少しだけまったり走りたいなんて時に安曇野や木崎湖は丁度いいと思います(*^_^*)

役場にて地域貢献



E氏「自転車ありがとうございました~(ゲッソリ)」


役場のおじさん「うわ!本当に行ってきたの!?木崎湖まで?」


E氏&I氏「はい…」


役場のおじさん「バカだね~~(爆笑)」


E氏「クッソキツかったです(ゲッソリ)」


役場のおじさん「だから言ったでしょwせめて電動じゃないとダメだよw」


役場のおじさん「あの人みたいな自転車なら別だけど(私を指しながら)」


役場のおじさん「いや~、でもこれで当分話のネタには困らないわwありがとねwww」


二人に自転車の楽しさがちゃんと伝わったかは際どい部分がありますが、とりあえず奥さんの地元には貢献(役場の方々の話のネタ的にも)できたようでよかったです(^_^)

おわり

コメント

  1. masa より:

    yakiさん、こんにちは(^^)
    今回も楽しく読ませていただきました。高校時代からの友人とライドなんてなかなか出来ないですね〜自転車の形は違くても楽しさが伝わります。普段、運動してない人からすると、50キロ以内でも大変だったと思います。メタボな二人に是非ともロードバイクを乗って貰いたいですね〜
    僕のサラリーマン時代の後輩がメタボ対策でロードバイクを購入しました。先日、納車に合わせて20キロほど安全なサイクリングロードを走りました。後輩は、10キロ地点の休憩でリバース寸前でした。20年振りの運動だったそうです。( ´Д`)y━・~~

    • yakiそばパン より:

      masaさん

      こんにちわ!読んでいただいてありがとうございます\(^o^)/
      masaさんの後輩さんはロードバイク購入したんですね!仲の良い人が共通の趣味を始めてくれると嬉しいものですよね。
      うまい事ハマってくれる事を祈ります(^ω^)

      対照的に、私のこの二人のメタボの友人は残念ながら今後ロードバイクを買う事は無さそうですwww