今回、相方が平地を走りたいというので我が家から近場のサイクリングロードである境川サイクリングロードへ初めて行ってきました。
前々から一度行ってみたいとは思ってはいたのですが、「最近事故が多い」「狭い道にランナーや散歩のお年寄り、子供にロードバイクがひしめき合ってる」とか聞いており敬遠していました。
しかし、我が家の周りで走り安い平坦というとサイクリングロードしか思いつかず、まあ、国道を車と一緒に走るよりはいいだろうという事で、今回は飯田牧場を目的地に、行けたら江の島までゆっくり行ってみようというゆるい感じで企画しました。
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境川サイクリングロードとは
町田近辺からだとこんな感じのルートです。
町田と江の島を真っ直ぐに繋ぐ道という感じのサイクリングロードで、その利用のしやすさと目的地(江の島)の知名度からたくさんの人達に使われているようです。
当日は混むのも嫌なので朝六時に出発家からは15分程で境川サイクリングロードに到着です。
意外に走り安い境川サイクリングロード
いろいろ不安な部分はありましたが、時間帯が早いからなのかそこまで人はいませんでした。
注意なのは町田駅周辺。
さすがに駅前を通っているのでこの時間でも人は結構いますし、歩道との交差も多いので常に徐行という感じです。
しかし、そこを通り過ぎてしまえば綺麗な路面が続いて意外にも走り安い道が続きます。
これなら注意していれば危なくはなさそうです。
ただ、やはりそれなりの町中を流れており川自体も小さい境川。
サイクリングロードの幅は終始狭く、すれ違えば道いっぱいに使う程です。
さらに頻繁に道路と交差している為、車止めもたくさん出てくるので30km巡航とかを一定ペースで長時間行うには不向きです。
あくまでもポタリングで20km/h程度のゆっくりな速度で走ればそんなに危険ではないと思います。
境川サイクリングロードが危険な理由
恐らくですが、境川サイクリングロードで特に危険を感じるのは本格的にトレーニングをしているロードバイクの方だと思います。
何故かというと写真でも見る通り、道幅は非常に狭いです。
さらに多摩川や荒川なんかと違い、土手とかそういう物がない住宅街のど真ん中を流れている小さな川なのでサイクリングロードが民家の出入り口に面している箇所も多く、小さな道との交差も多いので死角が非常に多いです。
さらに車もバイクも通らないのでお年寄りや小さな子供や中高生の通学路としてたくさんの人が利用しています。
歩行者や子供は、特に予測不可能な動きをしますし普通に確認しないで飛び出してきます。
その狭い道を「メディオだ!」とか「パワー200Wを切らないように!」とかトレーニングで走っていたらまず避けられないでしょうし、それはそれは危険です。
境川サイクリングロードはゆっくりママチャリレベルの速度で注意して走る分には大きな事故とかは起きにくいと思いますが、普段のロードバイクのスピードで走るならむしろ国道の方が安全です。笑
もちろん、大和~藤沢の間辺りは周りも畑になってグッと人も減る走り安い区間もあるのですが道の狭さは変わりませんので・・・。
長距離を一定のペースで走りたいならきっと国道で信号に引っかかっていた方がストップ&ゴーは少ないレベルかもしれません。
トレーニングにはまったく向かないと思います。
子供や初心者にはオススメ※ただし経験者引率の元
ゆっくり注して走る分には車もこなくてのどかな道なのでオススメできると思います。
ただし、それなりに人は多いのでしっかりと周りの状況を見る余裕のある、声出しやハンドサインのできる人を連れていくべきではあります。
ここは等間隔にトイレや木陰の休憩エリアもたくさんありますし、いざとなれば町中を走っているだけあって少し外れればいつでもコンビニはあるし、小田急江ノ島線も近いのでたとえ自走不可になっても立ち往生する確率も低いです。
そういった意味では初心者や子供のまったりサイクリングにはとてもいいと思います。
20km/hにも満たない速度でゆるゆると進んでいくと飯田牧場の少し手前でひときわ大きい休憩場所があります。
トイレもサイクルラックも完備!トイレがとても綺麗でそれだけでもポイント高いっす。
ここで、たまたま御夫婦とお子さんの3人の家族でサイクリングしている方とご一緒に。
そう、ガチのトレーニングというよりこういうのが絵になるサイクリングロードです。
サイクリングと言えば牧場だ!
両サイドが畑になってそろそろ湘南も近くなってきたなと思ったところで今回の第一目的地である「飯田牧場」に到着です。
飯田牧場は境川サイクリングロードから少しだけ外れた場所にある小さな牧場です。
町田から江の島へ向かっている場合は右手に曲がる必要があるのですが、丁度国道403号線のクロスを右折です。橋で言うと「俣野橋(またのばし)」を右折で一般道にそれます。
ストリートビューで説明するとこんな感じです。
距離的にも短くてものの5分程で到着できるので休憩にもってこいです(^o^)丿
到着してみると牧場というより販売所?みたいな感じの小さなところです。
牛も牛舎に入っているので広い牧草地に放し飼いしているようなTHE牧場という感じではありません。
とりあえずどんな所なのか周りを確認したら牛を見ながらまったりと休憩。
そして牧場と言えばジェラートです。
私はチョコチップとラムレーズンのダブルを注文、写真を撮り忘れてしまいましたがビックリする位おいしかったです♪
この為だけに車で来ても良いレベルにおいしいので近くの方は自転車じゃなくても行ってみていいと思います(駐車場もあります)。
ジェラートを食べて休憩しているところ、相方に体力を聞いてみると結構疲れている模様。
ここから先、藤沢駅近くなるとサイクリングロードはなくなり一般道を走らないと行けないのと帰りもあるので藤沢駅辺りで折り返して帰宅する事にしました。
もうちょっとで江の島でしたが、無理させても楽しくないし「いつでも来れるから♪」とサラッと引き返しました。
逆に江の島を見るという目標が一つできますし、引き返すのも大人の勇気です(^_^)
そして帰り道~まとめ
帰り道ものんびり休憩しながら走ります。
いたるところに自販機や憩いの場があるので休憩場所には困りません。笑
走り終わってみたら往復で70km近くも走っていて彼女にとっては新記録でした。
彼女曰く、平坦は常に漕いでないといけないから同じ距離なら峠の方が全体的な疲労は少ないかもとの事です。
たしかに峠は登りはグッとキツイですが終わってしまえばダウンヒルでほとんど力は使いません。山を50km走ってきてもダウンヒルが20km位あったりするので、そう考えると地味にずっと50km漕ぎ続ける平地の方が慣れてない初心者にとっては持久力的に厳しくなるのかもしれません。
距離や坂道にも慣れてきたら一度、渋峠に連れていってあげたいと考え中でございます(私もまだ自転車で行ったことありませんが・・・)。
改めて思い返しても正直、境川サイクリングロードはスポーツとしてのロードバイクには向いてはいないと思います。
帰り道でも、自然に増えてしまったのか元から大勢いたのかはわかりませんが結構な速度の10人以上の隊列何組かとすれ違いました。
でもあれでは歩行者は安全に歩けませんし、ちょっとよろけたら事故になってしまいます・・・。
しかし小人数の隊列(4人以下?)でのんびりサイクリングならオススメできる道ではありますので、初心者の方やお子さんと安全な道を走りたい方にはうってつけのサイクリングロードだと思います。
頑張れば江の島でシラス丼とか浜焼きも食べれますので(^_^)
みなさんも安全運転で怪我だけはないようにしましょう\(^o^)/