伊豆の激坂・四魔境~天城ハイランド、三筋山、弥勒山、箒木山~

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前回、O島夫妻と那須へ泊りがけでライドへ行き那須の素晴らしさを体中で満喫したyakiそばパンでございます。

初心者向けにルートを厳選しましたので10%の坂なんてまったくなくほとんどが5%未満で構成されたゆるポタルート。道中の林の中にはお洒落なパン屋さんやカフェがあるまるで夢みたいなライドでした(遠い目)

そんなライドの余韻に浸って毎日を過ごしていたある日、しげさんから週末のライドについて発表。

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という訳で一瞬で那須の余韻なんて吹き飛んでしまいました私です。


実はこの日、元々殺すマンルートを綴る予定だったところ、コーラさんが2日連続のライドで前日の帰りが遅い事から「残念だけど殺すマンルートは考え直します。」としげさんが話していたのです。

ところがしげさん、何故か考え直した事を考え直して(←!?)気付いたら殺すマンルートの決行が決まっておりました。。。

唯一の救いはこの日の関東全域が晴れ予報という事。
気温も暑すぎる事もなく絶景は見れて絶好のサイクリング日和が約束されています。

まぁ、私もなんだかんだでこれまでにもクソ坂はいくつか登ってますし、このルートの半分は以前フラペで走れた事を考えても余裕とはいかなくてもまったり走ればなんとかなると思います(希望的観測)

それに緑の季節の伊豆も走ってみたかったのでOKOK(フラグ)

本日のルート

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本日のルートはしげさんが送り忘れて私だけ不明ですが(←!?)聞くところによると90kmで獲得標高3500m程度(←!!??)
伊豆の中でもヤバい坂(通称:魔境)を集合させたルートになっているようです。

「魔境」とは我々美食倶輪部が勝手に呼んでいるのですが具体的に言うと、天城ハイランド・三筋山・箒木山・弥勒山の4つの事を言います。
要するに伊豆の中でもひときわエグイ峠や坂を絞った結果の「四魔境」で、もちろん全て平均斜度は10%越えです。
ちなみにこの中の2つの魔境「三筋山と箒木山」は経験済みですが、残る二つの方が全然キツそうで震えます。
特に天城ハイランド「通称:あまHL(しげさん命名)」は別格。初見ではコーラさんに「過去一の坂!」「あざみよりキツイ!」「この坂だけあればいいです!」と言わせた程で想像以上のクソっぷりが伺えます(今回2回目登ったらあざみよりは楽かもとの事ですw)。

なお、今回しげさんが夏になるまでに4つの魔境を全て倒したいという強い要望から、1日で全て回るルートが組まれているようです(マジキチ)

デスライドスタート

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今回は土曜日なので輪たろうさんはお仕事でお留守番。
代わりにスペシャルゲストとしてと~るさんをお迎えしております。


と~るさん「え?これから本当に走るんですか?」


コーラさん「既に足が疲れております(ΦωΦ)」


yaki「ちょっと聞いて下さい、もう温泉入りたいです」


しげさん「はいはい、今日は最低3000mは登りますからね(´◡`)」


睡眠不足や前日の疲労も重なって始まる前からグデグデの我々ですが、自転車に跨ってしまえば楽しくなってくるので不思議です。
とはいえ、よりによってこんな絶対殺すマンルートの時に来てしまったと~るさんには同情を隠せません(涙)

ちなみに今回、しげさんのサーベロR2に少しの間乗せてもらおうとペダルが違う関係上、靴を交換してみました。
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まず私がしげさんの靴を履いてR2に乗って駐車場を走ってみましたが一番に驚いたのはLOOKクリートの嵌めやすさ。
まるで磁石でくっつくようにかる~く嵌ります。
そしてエグザリットのブレーキの利きの良さ、漕ぎ出しの軽さ、コンポも私のより良い物なので当然ですが扱い安さも全てにおいて最高でした。
駐車場でちょっと走っただけでわかる良さ、これは坂道で体験してみたいと思いましたがこのLOOKのクリートに比べて私のデュラペダルはクリートの嵌め外しには比べ物にならない程の力が必要です。

慣れてないしげさんは危ないんじゃないかな?と試しに嵌めてもらっていけそうかチェックしてもらいます。


しげさん「硬った!!!あwwwだめです全然嵌らないwwwwww」


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立ちごけしても私の自転車はちょっとやそっとじゃ壊れませんがエレガンスしげさんが怪我したら大変です。
という訳で試乗は駐車場で完了。登りはやはり自分のバイクで頑張ります!
ちょっと乗っただけでコンポもフレームも全とっかえしたくなるこの気持ちが危険すぎる…(沼)

という訳で準備をしたらまずは弥勒山へ向けて出発です。

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第一魔境:弥勒山

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まずは第一魔境の弥勒山を目指します。
前回来た時にも体験しましたがこのスタート地点からいきなり20%近いクソ坂を登らされいきなり獲得標高が150m程アップします。

いきなり脚を削られますがこんなところで力を使う訳にはいきません。
究極に脱力して登っていきます。

そして住宅街のようなところを通り抜け…

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段々と山深くなってきます。
この辺りはまだ弥勒山は始まっていないようで談笑しながらのんびりと走れます。

最近ダンシングの練習をしている私ですがと~るさんのダンシングがスイーッと加速してカッコいいので真似してみますが、私がやると失速してしまいます。
後でちょっとコツを聞いてみましたがダンシングする時に1~2枚ギアを重くするようにしているとの事。
キツイ状態でギアを重くするのはなんか怖いですが確かに私のようにギアが軽すぎてクランクがスカスカ回っていてはうまく体重を生かせずに失速して無駄に疲れているのかもしれません。

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そしてこのあと、どこからが弥勒山かわからないのですが、私の記憶が正しければ橋を渡ったくらいから急激に斜度が増して弥勒山に入ったような気がします。
やがてしげさんとコーラさんは私とと~るさんの視界から消えていきます。


と~るさん「ゼェゼェ…ハァハァ…アハンアハン…なんであの二人あんなに速く登れるんですかね?」


yaki「ハァ…ハァ…コーラさんはともかくしげさんはコソ練です!絶対コソ練!すっげぇコソ練してるんすよ!コソれゴッホゴホ…」


と~るさん「ローラーやってる僕らがこの有り様は筆舌に尽くしがたいものがありますね(›´ω`‹ )」


yaki「いや~まったくです(›´ω`‹ )」


自称お気楽チャリダーのしげさんとコーラさんの背中を見送りながらこんな話をしておりましたが、頂上までは安定の写真無し。
キツくてキツくて撮る暇がなかったかというよりは特に景観のない杉林の中を永遠と登り続けるだけなので写真欲がまったく湧かなかったからといった方が正解です。

キツさ的には途中に8%くらいで休憩できる区間がありますが10%~15%がエンドレスに出てきて見える限り続いているという心と脚を折りにくる系です。
ピークスと対比して考えたかったのでと~るさんに上日川と比べてどうかと聞くと上日川峠より全然キツイとの事、という事はピークスにはこんなのは出てこないのかと密かに胸をなで下ろします。

弥勒山はキツいですが、20%越えのような殺しにくる斜度はないので変に急がずにマイペースに登ればなんとかなります。
という訳で第一魔境登頂!
途中の景色は全然ダメでしたが頂上の景色は最高でまるで浮世絵の世界です。

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少ししてと~るさんもダンシングでカッコよく登場!颯爽とゴールします。

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そしてもう登りたくないとダダをこねます

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しげさん「はい。では次いきましょう(´◡`)」

第二魔境:天城ハイランド

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次はいよいよ天城ハイランドです。
20%が終わらない、諦めて足を着いた、などなど話を聞いただけでゲッソリです(›´ω`‹ )

そしてしげさんや輪たろうさんがしきりに「yakiさんにも是非登ってほしい!」と言ってきますが裏を返せば「yakiさんも死んでねwww」という事なのでこちらもめちゃくちゃ警戒します。


yaki「あそこは話を聞く限り自転車で登る場所じゃないですよ(›´ω`‹ )」


と~るさん「何を言ってるんだ!登れない坂なんてね!ないんだよ!(キリッ)」


と~るさん「自転車はね!必ず前へ前へ進むんだ!(キリリッ)」


コーラさん「カッケー名言でましたねw」


yaki「さっきまでダダこねてたのにwww」

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そして名言を聞き流して暫く進むとなんか嫌な感じで斜度が上がってきます。

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さらに舗装が悪くなった辺りから斜度がぶっ壊れてきます。

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最初の方は急勾配→緩斜面の繰り返しですがいつの間にか緩斜面が消えて行きいよいよ本番区間へ。

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yaki「ゼェ…ゼェ…ぐぬぬ…キツイ…あ!と~るさん!天城ハイランドまであと3.2kmって書いてあります!」


と~るさん「ゼェゼェ…ハァハァ…アハンアハン」


yaki「ゼハー…ゼハー…でもこれ頂上までですよね…入り口までとかだったら泣きます…」



~しばらくして~



看板「天城ハイランドまで3.2km」


と~るさん「!!!!????」


yaki「!!!!????」


と~るさん「あれ!?さっきも3kmじゃ!?」


yaki「なんで距離進んでねぇんだよwww」


しげさん「あまHLは全てを破壊します…時空も…」


yaki「勘弁して下さい(号泣)」


と~るさん「……(アヘ顔ダブルピースビクンビクンッ)」


意味のわからない看板によりスピリチュアルアタック(精神的嫌がらせ)を受けた我々ですがこんな標識の嫌がらせなんて可愛く思える程いよいよヤバくなってまいりました。
いくらクソ坂の峠と行っても普通はクソ部分のピークってあると思うんです。
明神三国にしても風張林道にしても、18%のワッフル区間だったり、きのこセンター前だったり…要はそこがめっちゃキツイけどそこを耐え抜けばなんとかなる的な。

ここの恐ろしい所は10%~15%が優しく感じるレベルのクソ斜度が何度も何度も断続的に襲ってくる事です。
そう…ピーク的な物はなく全体的に殺しにくる坂なのです。
とくにラストの方の1~2kmはずっと壁に張り付いているような状態だった気がします(あまり記憶にない)

路面はほぼオール洗濯板ゾーン、道幅もせまく斜度が急なので蛇行も危なくてできません(絶望)

曲がるたびにぶち壊される希望と全く斜度の落ちないクソ坂。
こいつは冗談抜きにヤバそうで、何度か本当に脚を着いて休もうか悩みましたが目の前には辛そうでも頑張ってると~るさんがいます。(ちなみにコーラさんは笑顔で消えていき、しげさんは我々を見てヘラヘラしてます)
同じクソ坂と戦っている戦友のと~るさんとは言葉はいりません。
目だけでお互いを鼓舞し合いジリジリと進んでいきます。


と~るさん「yakiさん早く脚着いちまえ!そうすれば俺も着ける!(心の声)」


yaki「くっそー!と~るさんアハンアハンビクンビクン言ってるけど中々脚着かないな!もう早く着いてしまえよ!(心の声)」


と~るさん&yaki「脚攣っちまえ!(心の声×2)」


と、二人は時速2kmの激闘の末、意地だけで体を支えます。

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どれほど時間が経ったでしょうか…薄れゆく意識の中、目の前に出てくるクソ坂をただひたすらに脚を振り下ろして進むだけのマシーンと化して数十分。ようやく頂上らしき場所が現れてコーラさんが立ってます。


yaki「クソが!クソが!クソハイランドがぁ!!!」


コーラさん「はい、クソクソ言ってないでもっと回して~www」


yaki「あれ?しげさんとと~るさんはどこいきました?」


コーラさん「いませんね(ΦωΦ)」


yaki「コーラさん前来た時ここ頂上でした?」


コーラさん「覚えてないっす(ΦωΦ)」


yaki「え!?なんか少しでも見覚えないですか?」


コーラさん「まったく記憶にないっす(ΦωΦ)」


yaki「よりによってルートのわからない2人ではぐれちゃったじゃないですかwwww」


この後、天城ハイランド内のクソ坂をひとしきりさ迷ってなんとか正規ルートを発見。
微妙にまだクソ坂が残っていてそこを登って登頂成功となりました。


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ちなみにここにはまったく景観はありません(マジキチ)

息を整えたらさっさと下るしかありません。

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そして嫌な予感はしていましたが天城ハイランドの下りがまた登り以上の糞っぷり。
時速10kmくらいで下っていて速度をさらに落とそうとすると、なんと後輪がドリフトしてずり落ちてくるではありませんか。
ガッツリブレーキを握る為に下ハンにしたら斜度が急すぎてずっと逆立ちしているような感じで腕と握力が限界に。
途中3回くらい休みながらゆっくりと下っていき、あまりにも遅い私を心配し始めた皆さんと合流できました。

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【悲報】下りでブレーキを全力で握り続けた結果、首と肩がもげる(本日終了のお知らせ)



天城ハイランド(通称:あまHL)噂に違わぬ糞っぷり。
しかもこの日は土曜日だったからでしょうか登りでも下りでも普通に車が来ました。
登る前は心拍を170以下に~とか脚をなるべく使わないように急斜面は休むダンシングで~とか考えていましたが言える事はただ一つ。

斜度は全てを破壊する。です。
登りはともかくこの下りはもう二度と下りたくないと、私の中でトラウマです(伊豆こわい…伊豆こわい…)

第三魔境:細野高原・三筋山

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あまHLに首と肩とメンタルを破壊されて本日終了を告げた私ですが、一行は驚いた事にまったく終了する気配はないどころかこれから2つの魔境を登ろうとしています(マジキチ)

という訳で次の目的は第三魔境の三筋山です。
この三筋山は細野高原とセットでものすごい絶景を楽しむ事ができる場所です。
しかし、フラペで挑んだ前回ではアニマルキングダムの坂と3アニマル(クソ坂の単位)と聞いていたのに8アニマル(クソ坂の単位)くらい出てきてラスト数百mに出てくるマジキチアニマル(すごいクソ坂)に瞬殺された苦い記憶が蘇ります。
ただ、今日の天気では景色は約束されていますし、なんやかんやキツイ区間はラストのマジキチアニマルだけったような気が~…するし、あの時フラペで登れたのでSPD-SLにSLXを履いてパワーアップした私なら大丈夫でしょう(フラグ)

三筋山までの一般道も確か斜度10%を越え続けて辛かった記憶がありますが、私はついさっきまで20%程度のクソ坂天国、天城ハイランドを登っていたのです。それに比べれば10%程度なんて平地です平地(確信)

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と、思っていた時が私にもありました。

20%の最中に出てくりゃそりゃ10%は優しく感じますがデフォルトでエンドレスに出て来られるとただのクソ一般道です。そんな訳で既に青色吐息でございます。


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そしてこの後、恒例のアニマルキングダムを通過。
と~るさんにもアニマルキングダムを体験していただいて嬉しい限りです。


と~るさん「これってあと何アニマルあるんでしたっけ?」


yaki「皆さんが言うには3アニマルという事ですが、私的には8アニマルはかたいです(なんのこっちゃ)」


これからどれ位のクソ坂が出てくるのかと~るさんが必死に聞いてきますが、意味不明な返ししかできません(記憶があやふや)
そしてこのままと~るさんに特に有力な情報を与えられないままなんやかんやで細野高原に到着です。

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と~るさん「着いたーーー!!!」


と~るさん「よし!帰ろう!!!」


コーラさん「ここからが三筋山の本番ですよwww」


しげさん「あの天辺までいきます(´◡`)」


と~るさん「」


ああ…まるで数か月前の自分を見ているようだ…。


yaki「と~るさん、ちなみにまだアニマル残ってますからねw」


と~るさん「!!!!???」


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だいぶ消耗してきた上でこれから先がむしろ本番と考えるとガチで嫌になりますが一時の休憩時間です。
予想通り、天気は最高で原っぱに大の字に寝転がると最高に気持ちいいです。

高原は気持ちい程度のそよ風が吹いていてこのまま目を閉じたら寝てしまいそうです。


と~るさん「よし!あんまりダラダラすると余計疲れるからもう行こう!」


yaki「行きますか…(渋々)」


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さて、本番区間が始まりましたが道自体は眺めも良く緑に覆われてとても気持ちの良い道です。
ただしばらく行くと斜度がアホみたいに上がってきます。

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と~るさん「これは何アニマルですか!?」


yaki「と~るさん…これはノーアニマルです(哀しい目)」


と~るさん「これノーアニマル!?」


yaki「最後にマジキチアニマルが出てくるので…」


と~るさん「2兆アニマル!!!!」


と~るさんの気持ちは痛い程わかります。
ここで吹っ切れたのかと~るさんがコーラさんを引き連れてダンシングでグイグイ加速していきます。
そしてこの後予告通りのマジキチアニマルを倒して登頂!

と、同時に倒れ込みます。

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yaki「もう帰りたい…帰りたい…温泉入りたい…」


と~るさん「(‘、3)_ヽ)_」


しげさん「ささ!あとひと山ですよ(^_^)」


yaki「ひと山!?マジで行くんですか!?冗談じゃなくて!?」


と~るさん「(‘、3)_ヽ)_」


しげさん「私はいたってまじめですよ(^_^)」


コーラさん「なんか調子出て来たので逝きましょう(ΦωΦ)」


と~るさん「0~(‘、3)_ヽ)_」


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完全に私とと~るさんは幽体離脱しかかってる状態ではありますが景色は絶好調。
天城ハイランドで握力を使いつくした私の震える指で最後の力を振り絞ってシャッターを切ります。

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この後下りだけでそのまま御飯ですから。
という一言でようやく動く気になりどっこいしょと重い腰を持ち上げてダウンヒルです。

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三筋山は最初の方こそクソ坂ダウンヒルで「もう勘弁してくれ(涙目)」となりますが途中からは斜度は緩み(とはいっても10%程度あるので油断禁物)あまHLを体験した後では楽に下れました。

そして下りきったらすぐにお昼ご飯。
ここは毎回行ってる間違いのないアジ丼のお店です(^_^)
お食事処 燦

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アジ丼はいつ食べてもおいしいです(^ω^)


yaki「ところでこの後、本当に箒木山へ…?」


しげさん「今日行ってくれたら暫くは伊豆の事は忘れますから(^_^)」


コーラさん「おいらは全然OKです\(^o^)/」


と~るさん「Zzzzz……(‘、3)_ヽ)_」


yaki「でもですね。首と肩が刺すように痛いんですよ!これはもはや怪我だと思うんですよ。怪我しました!(チラッチラッ)」


しげさん&コーラさん「大丈夫大丈夫!箒木山は最初だけですから惰性でいけますよ(^ω^)」


三筋山を登った直後は死ぬほど嫌でしたが、ご飯を食べて休憩したらなんだか行けるような気もしてきました。
私の記憶が正しければキツかったのは最初の数百メートルくらいのコンクリの部分だけで後はまったりとした気持ちの良い林道だった気もします(たぶん)
それなら何とかいけそうだなと当初の予定通り最後の魔境討伐を決意します。

優しいお店の方にボトルも補充していただき、我々はいよいよ最後の魔境へ向かいます。

第四魔境:箒木山

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こちらも三筋山と同じように本番前の名もなき道がアゲアゲ仕様のお山です。
既にこの時点で惰性では行けてませんが耐えるしかありません。
そして数キロ登り続けてようやく箒木山へ入ったと思うと路面がコンクリートになって10~20%程度が続いていきます。
ここ、私の記憶では100mとか200mくらいしかないと思っていましたが大幅な記憶違いで1km位ありました\(^o^)/

と~るさんにも100mくらいっす!とか言っていたような気もします(^p^)

ここに来てのこれはキツイ!と歯を食いしばりながら戦友であると~るさんを見ます。
闘う者に言葉はいりません。お互い目を見れば分かるのです。


yaki「おい。そろそろ脚を着いたらどうだ?もう大分キツイはずだ(心の声)」


と~るさん「まだまだ。そっちこそいつ脚着いてもいいんだぜ?(心の声)」


yaki&と~るさん「早く脚攣って!!!(心の声×2)」

と時速3kmの熾烈な戦いを繰り広げながら激震部を通過。
路面もアスファルトに戻って急に斜度も10%未満に落ちてきます。


率直に死ぬかと思いました。


ただここさえクリアすれば箒木山はとったも同然。
この後にはイカレタ斜度は出て来ません。
また途中にゲートがあって途中までしか行けない事からも、四魔境の中では一番ぬるい山だと思われます。
正直この四魔境討伐は今回の順番がベストな気もします。
最後に天城ハイランドだったら絶対行かないと思いますし…売り切れた脚でも登れるように最後に一番楽なものを持ってくるのは良いと思います。
それに1つ目と2つ目までは頑張れますが3つ目から嫌になってくるのが人間の心理。
ここで3つ目に絶景の三筋山とその後にご飯を持ってくる事によって「登ったら御飯だし今日一の絶景だから頑張ろう」という気になります。そしてご飯を食べて十分に休憩をしてから「一番ぬるいから…(楽とは言ってない)」と致死率の低い山だから頑張れるという心理作戦です。


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途中に出てくる巨大な風車は圧巻で、近くに行くとゴーゴー…と音を立てて回っています。
斜度が緩くなってからは路面は綺麗で広くて登り安くて中々良い道です。

気持ちよかったのでグイグイダンシングの練習などしながら登っていると前を走っていたコーラさんとしげさんに追いつきます。


しげさん「yakiさんそのまま行って下さい(カメラ構える)」


yaki「よっしゃ!わかりましたぁ!」


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すると、しげさんがめっちゃカッコよく写真撮ってくれました(*´∀`*)
自分の写ってる写真は基本的に少ないので嬉しいです。


しげさん「コーラさんこれみて下さい!yakiさんがコーラさんをぶっちぎってるように撮れましたwww」


コーラさん「これはいいですねwwwと~るさんに口裏合わせてもらってyakiさんを祭り上げましょう(ΦωΦ)」


yaki「捏造しないで下さいwww」


しげさん「ところで、なんか脚がめっちゃ回って来ました!グイグイ踏むと気持ちいいです(大興奮)」


コーラさん「それランナーズハイじゃないですか?www」


yaki「しげさん落ち着いて下さいwww」


しげさん「こうすると風が気持ちいいっす!最高っす!(自ら加速して風を発生させて楽しんでる)」


yaki「コーラさんしげさんがぶっ壊れてますwww」


コーラさん「どうしたんですかしげさんwww」


完全にキメキメ状態のしげさんが「風が気持ちいい!」と言いながら加速してコーラさんと消えて行く背中を私は見届けます。
のんびりと走っているとあっという間にゲート手前の終了地点へ。

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と~るさんのカッコいいゴールシーンを撮影したらダウンヒル開始です。
あとは駐車場に帰るだけなので慎重に下ります。

ガーーーー(下る音)


しげさん「・・・・」


しげさん「・・・!!!!」


yaki「しげさん?」


しげさん「あ!危ない、今寝そうでした。」


yaki「アドレナリンが一気に切れすぎですwww」


コーラさん「さっきとの対比がドイヒーですwww」


山を下ってしまえば駐車場までは近いのでもう少し頑張って下さいね\(^o^)/

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そして無事に駐車場まで到着、温泉に入って帰路につきました。
今回は私のロードバイク史上最狂のライドになりましたが、終わってみればとても楽しいライドでした(*´∀`*)
今回ご一緒したのは、しげさん、コーラさん、と~るさんでした。
と~るさんとはお初でしたがまたご一緒してください(デスルート以外も)
そしてもう当分東伊豆はいいので長野に行きましょうそうしましょう!


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帰りの車内にて


コーラさん「そういえばしげさんのアドレナリンの切れっぷりはすごかったですねwww」


しげさん「あれは本当に寝そうでしたw」


yaki「直前まで自ら加速した風に当たって気持ちいい!とかいって加速してたのにw」


しげさん「え?私そんなこと言いました?(真顔)」


コーラさん「めっちゃ言ってましたよwしかも何度もwww」


しげさん「それ完全にヤバイ奴ですねw記憶にないですw」


yaki「覚えてないんですかwww」


そう…天城ハイランドは全てを破壊します。



【総論】天城ハイランドはやめておけ



コメント

  1. sumi より:

    いつも楽しく読ませていただいています。
    今回のrideも皆さん楽しそうですね。
    私はほぼ、ボッチrideなので、羨ましい限りです。
    機会がありましたら、一度ご一緒してみたいと思います。足手まといかもしれませんが…。

    • yakiそばパン より:

      sumiさん

      機会があれば是非、こちらこそよろしくお願いします(*´ω`*)
      ツイッターで色々な方とつながっていると時折誰かがライド募集したりします。
      勇気を持って参加してみると自然と楽しいライド仲間が増えますよ♪

      ただしデスルートかどうかルートは注意した方がいいですw

  2. ぬっく より:

    長野…
    次は乗鞍エコーラインですね!
    (´∀`*)
    デスルート大好物のYakiさんにとっては平坦同然かもしれませんが…
    ( ̄▽ ̄;)

    • yakiそばパン より:

      ぬっくさん

      コメントありがとうございます(*´ω`*)
      乗鞍はそのうち絶対に行ってみたいと考えております!

      皆さんと走るのが楽しくて一緒に付いて行ってますがデスルートが好物な訳ではないのですwww

      デスルートより、那須町のような爽やかでキャッキャウフフできるルートがいいです…!

  3. コーラ より:

    yakiさんの速さにがっくりうなだれているシーンを激写されてしまったおいらです(>_<)
    気にしてない振りをしていましたがやはりあれだけの実力差のショックは隠し切れませんでしたね(T_T)

    ウルティメットインフィニティさんの様にもう一緒には走れなくなってしまうのかと思うと寂しい限りですが…yakiさんの高みを目指す姿を応援しております(^^ゞ

    あっ!!
    そういえばスチールフレームのオーダーもうしちゃうかもしれません☆彡
    細身のラグで作りますよ~(//∇//)

    今のyakiさんにはカーボンでしょうけど(笑)

    • yakiそばパン より:

      コーラさん

      そんなこと言って私より遅いふりしてもダメですよw 私は真実を描いてますからね♪(´ε` )

      細身スチール羨ましいです(*´ω`*)
      お披露目楽しみにしています!

      私はちょっとその前に一回軽いカーボンを体験したいと思いますw