10月18日、前回の日記で記載したとおり都民の森へヒルクライムをしに行ってきました\(^o^)/
天候にも恵まれてとても気持ちのいい1日でした。
今回のパーティーは友人のT氏とその知り合いのAさん、Bさん、そして私の4人。
私とT氏以外の2人はバリバリの本格ローディで先週もレースに出場していたとか。今までこういうレベルの高い人一緒に走ったことはないのでとても楽しみなのと、はたして私とT氏はこの2人についていけるのだろうか・・・という不安が半々です。
そんな事を考えていたら集合場所の武蔵五日市駅に到着しました。私は車ですので近くのコインパーキングへ止めて電車で来る他の3人を待ちます。
しかしここら辺のコインパーキングは安いですね。最大600円とか素晴らしい・・・。
以前知り合いが住んでる新宿の高級マンションに遊びに行ったとき、数時間マンションの駐車場に駐車した時の駐車料金が4000円程かかり、お金を出す手が震えた記憶が蘇ります。
T氏が10分ほど遅れて到着。
こんにちわ~、と挨拶をすましているとなんとBさんから補給食を頂きました。しかも手作りの物があるとか、なんとありがたい!Bさんありがとうございます!!!そしてみんなの荷物を私の車へ入れていざ出発!
まずはスタート地点の役場前のT字路へ向かうのですが、巡航スピードが速い上に結構アップダウンもあってゴリゴリ脚を削られた上、ちぎられます\(^o^)/
事前情報として片道30kmという距離と知っていたのでこんな序盤の5kmやそこらで疲れるわけにはいきません。かっ飛ばしていく2人に下手についていかず自分のペースを守って足を温存するように自転車を漕ぎますが、ようやくスタート地点に到着した時には我々の体力ゲージは既にオレンジ色の非常事態。
そんな我々にAさんは爽やかな笑顔で「どう?いい汗かいた?(^o^)丿」
まぶしい!!!!Aさんの笑顔がまぶしい!!!!!
そしてさらに衝撃の一言。
「平地はここまでだから!」
「平地はここまでだから!」
「平地はここまでだから!」
オワタ\(^o^)/
大事な事なので思わず3回いいましたが、我々がアップダウンだと思っていた箇所はどうやら「平地」にカテゴライズされているようです。
ハァハァ・・・おい聞いたか!?俺たちが坂だと思ってた道路は実は平地だったんだ
ちょwwwもうかなりヤバいwww脚がキテマスwww
ちなみにここからゴールまで20kmあって徐々にキツくなってくるらしい
にじゅっきろwww無理無理無理wwwwあ。フォークに付いてるサイコンの計測器が落ちたwww
と、ここで急遽T氏の自転車のサイコンの計測器を付け直します。
T氏のサイコンを直したらいざスタート!
序盤はそんなに厳しい斜度も長さもなく、なんとかインナーで耐えてれば時速10km以上では進めます。
が、しかし。
途中斜度10%って看板が出てきてから都民の森の本領発揮、ここからは普通にキツイ斜度が結構ずっと続きます。そして徐々に休憩できる下りや平地は無くなり常に頑張っていないといけない状態になります。
通常の峠ならそれが4~5km程度なので耐えられるのかもしれませんがここは「都民の森」片道20kmは伊達じゃありません。
心が折れかけている時に「あそこがラスト3kmの旧料金所かな!?」とか思っているとただの看板でそこに都民の森まであと8.9kmとか書かれていてこんな顔になったり。
他にも「あそこを右に行って左に曲がったらあそこにでるのか。。。」と右に曲がると左にカーブがなくてずっと右に続いているとか、とにかく精神的な攻撃が半端ないです。
なんでしょう一言で言うと「えぐい」。
すっごいゴミ屋敷に連れて行かされて、「はい!ここ片づけるよ!君一人で!」と言われて道具も無い状態で放置されるのと精神的絶望感ダメージは近いものがあります。
しかしながら、標高が高くなるにつれ景色は素晴らしくなってきます。ふと左を見ると崖のはるか下に今自分の走っていた道がありもう少し頑張ろうという気にもなるもんです。
ただ綺麗でもキツイもんはキツイ!足を着かないように極限まで力を抜いて走っていると時速は6km台に。もはや歩いている速度とさして変わりません。
そしてまだカーブがあるのか・・・。と完全に心折れかけた瞬間、突然終わりはやってきます。カーブの先に突然都民の森入口があるのでギリギリまでゴールがわかならいという、最後の最後までえぐい仕様となっております。
ついたーーーーーー!!!(T_T)
完全に出し切りました。
頂上では飲み物や補給食で体力を回復させ、紅葉の記念撮影をしてからダウンヒルタイムです。ここで下りは冷えるとの事でウィンドブレーカーを着用します。
都民の森のダウンヒルは道路も綺麗なのですごく気持ちいいです。
また、AさんBさんの上級者が前と後ろについてくれて車等来るときはよく見てくれているので何も考えないで走れました。こんな経験は初めてでめっちゃ気持ちよかったです。
そして気持ちよく走っていたところでAさんが一言
「ここからトレインを組んでみよう」
との事。誰かのすぐ後に入ると風の抵抗が無くなってめっちゃ楽に走れるアレです。F1のテクニックとしても使われているのと弱虫ペダル等ではかなり重要視されてますね。確かに楽にスピードだせるなら体験してみたい!とやって見ることに。
じゃあ、ついてきて!とBさんが先導して私、T氏、Aさんの順番にトレインは発車しました。ただ開始してすぐにどうしても私がBさんと離れてしまいます。というのも主に下りの為、スピードが50kmとか出ているので前の人に接近するのがめっちゃ怖いんです。そしてBさんが平坦も多少の登りもぐんぐんスピードを上げるので私としてはついていくのがやっと・・・。下りはともかく登りや平坦で離れてしまうのです。そうなると私は単なる単独走行、トレインの恩恵はまったくありません。
そして「もう駄目だ・・・」と食らいつくのを諦めたその時!
離れるな離れるな~!!!頑張って着いていく!!!!!
!!!
ほらっ!!!ゆるめない!!!前見て!!!!
ひいぃぃぃぃ!!!!!
なんという事でしょうAさんから愛のムチが。戦いはまだ終わりではなかったのです。
こうなったらもう限界を超えて頑張るしかありません。
そして途中から先頭がAさんに代わった時
並び順は「Aさん⇒私⇒T氏⇒Bさん」といった隊列に。
ガシュッガシュッ!(登りなのに加速する音)
うおぉぉぉぉ!!!これは厳しい!!!
はえええwwwヤバいヤバい!
ひゃああぁぁ~、脚が千切れそうだ!なぁ、T!
・・・・・・
ん?T!?どうした!!??応答しろ!!!!
・・・・・・
振り返るとT氏は豆粒に。
ここで早くもT氏が消えます。
T------!!!!!!!
Aさん!ゼェ・・・Tが千切れてます!ゲホ・・・付いてきてません!(訳:もう足を緩めましょう!)
大丈夫!!!!
\(^o^)/
私の願いは届かず、T氏には一緒にBさんがいるので置いて行っても大丈夫!という事で減速する事なくAさんトレインは進みます。
そして信号待ちで
追いつくまでキツイけど後ろに入るとめっちゃ楽でしょ♪(笑顔キラーッ!)
ゼェゼェ、いや・・・ゲホッ!全然、その・・・後ろについても辛いというか、風よけで楽する以前についていくのが限界でまったくその恩恵が今のところ感じられないのですが・・・ハァハァ・・・
信号⇒青(パッ)
ゴウッ!!!!!
ふぎぃぐああああああ!!!!!
このように、最終的に私とAさんの2人、Aさんの鬼引きで灰色の景色が流れていきます。
着いていくだけでめちゃくちゃ大変で登りより疲れたかもしれません。笑
最後の方は何も考えずに惰性で足を回していました。。。
でも、社会人になってからこうやって誰かに指導してもらって追い込まれた事なかったので限界以上のまさに全力が出せて今までで一番気持ちのいいライドでした。
そしてみなさんがつけているビンディングペダルに俄然興味が湧きました。ゴクリ・・・(゜゜)