南信州は鹿嶺高原をヒルクライム!ランチは贅沢に馬刺しのさくら丼

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皆さん「鹿嶺高原」ってご存知でしょうか?
南信州にある標高1800m程の場所にある高原で「かれいこうげん」と読むようです。

ここは主にキャンプ場として運営しているようで検索すると「天空のキャンプ場 鹿嶺高原」なんて名前が付いています。
地図で言うとこの辺り。

鹿嶺高原

簡単に言うと諏訪湖の南側です。

毎回ルートを作っていただきそのクオリティに定評のあるしげさんが見つけてきたここに行く事になりました。
しげさんは半々くらいの確率で(←?)鬼畜ルートをぶっこんできますが今回のルートは50kmくらい?でランチ食べて温泉入って帰りましょう。というゆるポタ仕様だったので安心安全です(*´ω`*)

そんな今回のライドのメンバーは
コーラさん
しげさん
輪たろうさん
私、yakiそばパンの美食倶輪部4人で行って参ります!

駐車場へ到着

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朝4時に相模原に集合した我々はサラッと拠点の駐車場に到着。
平日の早朝なので特に渋滞もなく快適でした(*´ω`*)

今日はシンプルに「鹿嶺高原」を一発登って戻ってきて終了という非常に分かりやすいコースです。
これも全てはランチに行く馬肉のお店のランチが2時までしかやっていないおかげ。
今日はどちらかというと馬肉に重きを置いているのでライドに時間を割く訳にはいかないのです。
ましてや、「ライドがおしてお店が閉まっちゃいました。」なんてことは何があっても許されないのです(真顔)

尚、鹿嶺高原単体をルートラボで見るとこんな感じ



具体的な数値に表すと、12.5kmの平均斜度8%で一気に1010m登る中々ビッグな登りです。
シンプルなルートと言っても長い登りになるので変に頑張りすぎずにゆるゆる行こうと誓いながら準備をします。

ダラダラ準備していると輪たろうさんがスマホをスピーカーにして音楽をかけてくれたのですが朝の雰囲気と相まってとても気持ちいい時間でした(*´ω`*)
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ちなみに今回、コーラさんはピークスを3回制覇していると注文できるトリプルクラウンジャージを着て参戦しています(コーラさんは初回から完走している為、去年のピークスラウンド4以前にトリプルクラウンジャージを発注済み)
注文から1年くらい経ってた気がしますがようやく手元に届いたようですw
似顔絵とニックネームをを入れられるのは面白いです。
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のんびりと準備を終えたら「鹿嶺高原」へ向けて出発します。

鹿嶺高原をヒルクライム

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駐車場を出て5~6kmで早くも登りが始まります。
斜度はそこまでありませんが横を流れる景色を見ているとじわじわと高度が上がっている事がわかります。

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いつから本格的に登るのかな~と考えていましたが斜度はずっと優しい斜度で安定しています。
だいたい5%前後の個人的にはゆるポタするのに一番気持ちの良い斜度が続きます(*´ω`*)


楽しくおしゃべりしながら登っていましたが、横を見るとだんだん山深くなってきてさっきより更に登ってきている事がわかります。
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もしかしてこのまま最後まで斜度がそんな変わらなかったら最高の峠かもしれない(フラグ)
そんな事を話しながら進むと薄暗い林道の木の隙間から朝日が差し込んで癒しの空間が広がっています。
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車1台来ない静かな林道を笑い話しながら登っていると、そこには先客が。
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慌てて写真に収めましたがこれはたぶん二ホンアナグマ。
熊は熊でも怖くないやつです(*´ω`*)
実は自転車に乗っている時に彼らを見るのはこれが二度目、一度目は大山寺へ行った時でした。
大山にいたのは私が怖くないのか全く逃げる気配はなかったのですがこの子はすぐに逃げていきました。

熊やデカイ蜘蛛とか毛虫とかはごめんですがこういう野生動物と出会えるのは私が感じる自転車の魅力の一つでもあります。
車やバイクではエンジン音で逃げてしまったり動物がいても咄嗟に写真を撮るなんて事はできないと思います。
十日町のカワセミや箱根で見た野ウサギのような警戒心の高い生き物を見れたのは自転車のおかげだと思っています(*´ω`*)

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さて、そんな自転車の魅力を語っておりますがこの後の写真が登頂までありません。



何故かというと突然コーラさんがアタックをして集団が崩壊したから。



美食倶輪部全員の写真が一枚も無いという事でお察しいただければと思います(;´_ゝ`)

ちなみに頂上まではどうだったかというと、優しかった斜度は後半一気にそのつけを返しに襲ってきました(絶許)
前半部分は7%くらいだった平均斜度は後半の3kmは平均斜度が10%と上がり、コーラさんのアタックについて頑張ってしまった結果ただの辛い登りになってしまいました。

しかも、私は何故か疲れていないのに心拍が上がらずただ苦しいという謎の症状に悩まされて途中で追いかけるのは諦めております。
後で色々試してみたら私はどうも標高の高い場所がダメなようです(›´ω`‹ )
高山トレーニングって聞いた事ありますし、夏場は積極的に標高高いところを走ってみようと思わされた苦い思い出です。

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という訳でここまで登って来ました(ゲッソリ)
疲れましたが後半はゆっくり登っているので心拍も落ち着き、開けた場所で横を見るとかなり高いところまで登っているのが分かり気持ちの良い風が吹いています。
一回の登りで1000m以上登る事ってそんなにありませんが、景色がこうやって変わっていくと本当に自分の脚で登った感が感じられて心地良い達成感に包まれます(*´ω`*)

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yaki「クッソ疲れた!クッソ疲れた!」


しげさん「じゃぁyakiさん、行きますよ(´_ゝ`)」


yaki「え?行くって!?まさか…」


しげさん「展望台まで。なぁに、1kmくらいですよ(´_ゝ`)」


yaki「2日前に美ヶ原を登山したばかりなのですがwww」



バターさんと「当分登山はノーセンキュー!」と言っていた2日後の出来事に動揺が隠し切れませんがコーラさんも輪たろうさんも抵抗しないので私も諦めて自転車を押して進みます(疲労)

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~10分後~


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しげさん「あれ?なんかキャンプ場だけで展望台がありませんね」


yaki「あかん(*´ω`*)」


コーラさん「こっちじゃないですか?(なんか下ってる道を指さす)」


輪たろうさん「いや、そっちは危険な匂いしかしないですwww」


しげさん「疲れそうなので戻りましょうwww」



立て看板の通りに来たのですが展望台の位置がいまいち分からず引き返す事に。
まぁ、このまま勘で進んで散々歩いた結果「ダメでした戻りましょう(*´ω`*)てへぺろ」ってなるよりもマシですので勇気ある撤退をします。
そして戻っている途中に別の展望台の矢印があったのでそっちへ向かってみる事に。


yaki「・・・」


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yaki「めっちゃ登ってますやん!(泣)」


今度は結構な斜面を頑張って登ります。

そして森が開けると・・・

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yaki「すごい!」


yaki「ちょっと自転車持ってきます!(途中に捨ててきた)」


コーラさん「なんで置いて来てるんですかwww」


しげさん「だからいるって言ったじゃないですかwww」



盛大なブーイングを受けつつ疲れ切っていた気力が復活!
こんなのいらねぇ!と登山道の横に放置した自転車を取りにいきます。

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いいね~。白樺の木が良い感じですね~。

とか思いながら写真をパシャパシャ。

そしてどうやら横にあるこの建物が展望台のようです。
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展望台の上からは大パノラマ

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ここまで自転車で上がって来たのか~と思うと心地よい達成感に包まれます。
「1回で1000m以上登ると一気に山を登ってる感が味わえて気持ちがいい」というセリフを何度か聞いた事がありますが、実は今まであんまり理解できていませんでした。
ただここにきて初めてその心地よさを感じられ、ヒルクライムの新しい楽しみ方を見つけられた事に感謝です(*´ω`*)

そして最近流行りの集合写真
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たっぷりと景色を楽しんだらダウンヒルして駐車場へ戻ります(早)

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ここの下りはかなり長いのとグレーチングがちょこちょこあるのですが、そのグレーチングのほぼ全てに大きな隙間が空いています。
中には車のタイヤもハマってしまいそうな隙間の空いている個所もありました。
まだ穴が空いている分には遠くからも分かるので避けやすいのですが、グレーチングがひっくり返っている状態の物も多いのが厄介でした。

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分かりにくいですがグレーチングが裏っかえっていると、写真のように横のラインが無く縦の溝のみ空いている状態になります。
ここにダウンヒルしているタイヤがハマってしまったら…。
考えただけで恐ろしいですね。

これは本当に近づいて突然分かるのでめちゃくちゃ怖かったです。
ここの下りはこんなグレーチングばかりだったので自転車で行かれる方は本当の本当に気を付けてください!

万が一落車してしまっても車は全然通らなかったので発見して助けてくれる方も少ないと思います( ;´Д`)

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途中、しげさんが良い感じの神社に寄ってくれました(*´ω`*)
茅葺屋根の残っている神社は御神木や周りの木が大きくてずっと昔からここにある事が分かります。

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この後、ランチのお店の営業時間を考えて寄りたかったかき氷屋さんをカットしたり、通りたい道が通行止めになっていたりと少し予想外の事はありましたが代わりにいい景色も見れて全員無事に駐車場へ帰ってこれました!
53km1400mアップというほぼ鹿嶺高原を登って下ってきただけのライドとなりました(*´ω`*)

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ランチは贅沢にさくら丼

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ある意味今日の主役、ランチは以前しげさんが食べに行って絶賛していたこちら!

たけだ(食べログ)たけだ(HP)

肉屋さんがやってる食堂でソースカツ丼やさくら丼(馬肉丼)が有名なようです。
この日は平日で私達の前に一人だけ待っている人がいるだけですぐに入れましたが、休日は結構並ぶようなので早めにいく事をお勧めします。

さて、私はもちろんさくら丼を注文。
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さくら丼の馬肉は既に味付けされているのでそのまま何もかけずに頂けます。
馬肉の下の玉ねぎのスライスがシャキシャキとしたアクセントになって大変美味しゅうございました(*´ω`*)
あまりの美味しさにあっという間に完食。

しげさんと輪たろうさんはソースカツ丼と馬刺しを注文。
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ソースカツ丼も肉厚なお肉が美味しそうで、ミニサイズがあればさくら丼とソースカツ丼と二つ食べてみたいなぁと思いました。
伊那市に行った際は是非参考にしてみてください!

あと、こちらのお店は横に肉屋さんも併設されているのでお土産も買う事ができます。
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すごく丁寧な接客のお兄さんに対応していただき、私は自家製チャーシューと珍しい馬刺しの生ハムを買ってみました\(^o^)/

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ちなみに伊那市と言えば私のトラウマとなったローメンという食べ物「コチラの記事の後半を参照」がありますが、コーラさんや輪たろうさんが「ローメンは汁ありと汁なしがあるので汁なしは美味しいはず!」という希望を見出して「うしお」という汁なしローメンのお店に行きたがっていました(次の機会に本当に行きそう…)

今回はランチのハシゴを私の鉄壁の守りで回避しましたが、コチラも気になる方は行ってみてコッソリ感想を教えてください(*´ω`*)

最後にみんなでみはらしの湯という温泉に入って少しだけ仮眠して帰宅!
皆さん今日もありがとうございました(*´ω`*)

まとめ

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なんだかどんどん走る距離が短くなっている昨今ですが、こんな風にゆるゆると一つの山を登って景色を楽しみ、地元の美味しいランチを食べて温泉に入って夕方くらいには家に着く。
家に帰ってから洗車や本読んだり映画や買い物にもいける。そんな贅沢なライドも自転車の楽しみ方の一つとして素敵な物があります。

ガッツリ走るとリフレッシュというよりむしろ翌日疲れてしまっているという事は自転車乗りあるあるですが、今日のような楽しみ方では程よい疲労で次の日も疲れがなくてしっかりとリフレッシュできているのがとてもいいところだと思いました(*´ω`*)

ただし、こんなライドばかりでは強くならずに弱体化していきますがw

伊那市周辺には今回の鹿嶺高原の他にも王滝村からの御嶽山など近くに景色も良くて登りごたえのある山が沢山あり、美味しいランチ場所や泉質の良い温泉もあるので、ガッツリさんもまったりさんも楽しめる場所だと思います。
都内や埼玉、千葉などからはちょっと遠いですが一度足を運んでみると長野ならではのスケールのデカイ景色や登りを体感できると思います(*´ω`*)
ただし、鹿嶺高原はグレーチングが本当に危険でダメダメなのでそこだけ充分に注意してください。

コメント

  1. コーラ より:

    素敵なご紹介ありがとうございます\(^o^)/
    ピークス大好きだったおいらです♡

    イベント爆誕の衝撃も
    試走で凹んで泣きながら帰ったことも
    完走を確信して涙が出たことも
    0.1tの彼がフィニッシャーになってめちゃめちゃ嬉しかったことも
    みんなみんな素敵な想い出です( 〃▽〃)

    変な呪縛にとり憑かれたこともありましたが(^^;
    yakiさん達のお陰で第4回からは本当に気楽に楽しめました。
    ありがとうございます(^^ゞ

    でも今後は
    《出なきゃいけない》から
    《出たいときだけふらっと参加》
    というシンプルな存在に切り替えたいと思います♪

    ピークス初回から参加というおいら唯一の自慢が無くなってしまうのは哀しいですが/(^o^)\
    趣味に義務感は要らないッスかね(笑)

    今後は何の自慢もなくなってしまいますが

    『あのyakiそばパン氏と走ってたことあるんだぜ☆☆☆』

    が近い将来自慢になると思うのでΨ( ̄∇ ̄)Ψめちゃめちゃ楽しみにしておりまーす(^^)v

    さよならピークス…………

    • yakiそばパン より:

      コーラさん

      ご拝読ありがとうございます!ピークス は私にとっても「自転車をやっててよかった」と思わせてくれた楽しくて辛くて、そして嬉しかった忘れられない思い出です(*´ω`*)

      今回はちょっと好みではなかったので参加は見送りましたが、またそそる内容の時に出たいと思っています。

      「あのyakiそばパン氏と走った事あるんだぜ!」というのは今後全く自慢にはなる事はないので他の人にするか、違う自慢を探される事を強くお勧めしますw