半原越を愛川側から登ってみた【裏ルートはキツイ】

お地蔵さん

ヤビツに行く予定だったけど寝坊して半原越へ

この土曜日はサイクルモードに行く人が多かったようですが、私は日曜日に行く予定だったのでこの日は本来、6時に家を出て、人生初のヤビツでTTをする予定でした。
前回のレポでビンディングペダル、SPDシューズで登りが楽になった!と勘違いした私は調子に乗って自分のレベルをローディの聖地ヤビツで測っておこうと思い就寝。
そして朝起きたら8時(爆)。完全に寝坊である。
寝坊というよりむしろそんなに行く気がなかったんだろ?というレベル。
このままじゃだめだと思って、近場の半原へ行こうかと思いましたが、半原越のいつものルートはだいぶ慣れてきたルート、ならいつもとは逆のキツイと噂の愛川側から言ってみようという事になったという訳です。


距離的には大したことないですがちょこちょこ急斜面が多く、トレーニングにはいいかもしれません(^o^)丿

半原越の愛川側とは?

峠というのは当たり前ですが登ったら反対側に降りる為に、逆に反対側から登る事もできます。
この正面側と反対側を表と裏で表して同じ峠でも2つの呼び名で扱われている峠があります。代表的なのが「ヤビツ」ヤビツには秦野側の「表ヤビツ」と宮ケ瀬川の「裏ヤビツ」と二つの顔があります。
まあ、ローディが勝手に言ってるだけなのでそこらの人に言っても通じません(^_^;)
たぶんヤビツの場合は輪行等で行くとほぼ間違いなく秦野側から登ることになるのでそちらを表としたのでしょう。主にTTで使われているのは表ヤビツとなります。
そして中には表と裏で難易度の違う峠もあり、それがこの半原越なのです。

私がいつも行く半原越はリッチランドを経由する清川側から登るのですが今回は逆の愛川側からいくルートとなります。
斜度的にこちらの方がだいぶキツイ(下りで見てたし)と言われているので今まで避けていましたが「ビンディングペダルの俺に死角はない!」と、むしろワクワクする気持ちで挑んだのです。
今思えばただの愚か者でした・・・。

いざスタート

相模原の展望
とりあえず最初の市街地は車も多いので一気に駆け抜けます。
なんとなく思ったのはいつもいくルートよりこっちの方が景色が綺麗かもしれません。
この辺の土地柄、市街地でのアップダウンは結構あるのですがこんな絶景の横を走れる道も。
聖跡桜ヶ丘に似たような展望ですがこちらの方が開けていて見回せます。

相模原

相模原2

こんな丘の上から一気に下ったりして帰りが気になりますが考えない事にします。

途中2本程橋を渡ると景色は一気に里山的に。やはりこういう中を走って季節を肌で感じてこそ自転車は気持ちいいと思います。

中津川のサイクリングロード

半原越へ

河原ではキャンプをしている人達もいて秋の紅葉の中キャンプやバーベキューも楽しそうだなぁと一人、妄想も捗ります\(^o^)/
テント

デュフフデュフフwwwと一人妄想していると、徐々に山道チックになってきて段々妄想する余裕もなくなります。
坂道

ヒルクライム

ヒルクライム

ヒルクライム


cropped-おかしい・・・。まだ峠じゃないのになんかすごい急斜面とか九十九折とかが続いて等々平地がなくなった・・・。

道路は常に完全な坂道になりまだ峠じゃないのに相変わらず足を削ってきます。
え?ビンディングだから多少は楽なんじゃないかって?

「安心して下さい!キツイですよ\(^o^)/」

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ビンディングですが、前回楽に感じたのはたぶん短距離の急勾配をダンシングを使って一気に登ったからだと思います。
私の体感ではダンシングは確かに楽なのです。なので「急勾配→ダンシング→楽になった\(^o^)/」と、別に登りが楽になった訳じゃないのに勘違いをしていたようです。
若干はビンディングで楽になっているのでしょうがそんなの関係なしにいつも通りにキツイデス!

そして私が時速8kmでゼーハー言っていると横をムキムキのランナーが抜いていきました。この人私を抜いた後、そのまま半原越へ突入、頂上から折り返してきて私とすれ違ったのですが一定のペースで走り続けていきました。時間的にも特に休憩しているようにも感じられなくあれはきっと宇宙人が地球人の身体能力を見にやってきたんだと思う事にしました。
そして地球人代表として私のヘロヘロ登板を見た彼は「地球人ショボッ!!!!」と判断し星に帰っていったのでした。めでたしめでたし( ;∀;)イイハナシダナー

半原越入り口

とかなんとか冗談を言ってられないほどキツくなってきた頃に峠の入り口に到着。
少しだけ息を整えて改めて登板開始です。

半原越 ヒルクライム

登板開始するとすぐに車の幅を規制するゲートが出てきます。

半原越ヒルクライム

半原越 ヒルクライム

最初の方はほぼ平地かむしろ下りも多くこれ本当に峠?って感じで、ぶっちゃけここに来るまで道のりの方が100倍キツかったです。
しかしこの後、ある程度の斜面が待ち受けている事を私は知っています。
そのためにここで調子に乗ってはいけません。
ゆっくりとクランクを回し、まだ見ぬ強敵を待ち受けます。

と、その時私の前方に木の看板を過ぎたところで視界に衝撃を受けました。
それではみなさんご覧ください。











半原越 ヒルクライム

おわかりいただけただろうか?真っ直ぐに伸びていたと思ったら鋭利に曲がり右上へと伸びていく道。そしてこの写真の右上の方、丁度白い看板の上の辺りです。
ありえない位置に写るガードレールの影が・・・。

そして地面はいつの間にかアスファルトではなくコンクリートに。
あれ?こんな急斜面一瞬だったよな?とあやふやな記憶を辿り、祈るような気持ちでカーブを曲がって上を見ると、

半原越 ヒルクライム

cropped-ピャアアアーーーーー!!!!!(壊)


世の中知らない方が幸せという事を身を以て知りました。
何が恐ろしいってこの写真、1カーブであそこまで持って行かれます。何度もカーブを重ねた結果ではなく、ワンカーブです。
まっすぐ伸びてクイッっとまっすぐ伸びてクイッという感じに20%はあるのでしょうか・・・曲がっても斜度は一切緩むことなく続きます。

半原越 ヒルクライム

半原越 ヒルクライム

ようやくコンクリートゾーンの終わりが見えたと思ってもこっから斜度はそこまで落ちずに平地もないので力を抜く場所がありません・・・。
そして私の致命的な計算ミスがこのコンクリートゾーンが最後の方にあると思っていたのですが結構最初の方にあります。。。
つまりここで足を削られた後永遠とダンシングする程キツクないけど力は抜けないといういやらしい斜度が頂上まで続きます。
半原越 ヒルクライム

半原越 ヒルクライム

もはや記憶があてにならなすぎてあとどれ位なのかサッパリわからないままひたすら耐えてクランクを回します。
すると見覚えのある場所が・・・。

半原越 ヒルクライム

半原越 愛川側頂上

なんとか、半原越愛川側も足着き無しでクリア!(^_^)v

あとは気持ちよくダウンヒル・・・はできません。
落石や落ち葉はもちろん穴が開いてたりするので慎重にゆっくり下ります。
ダウンヒルは都民の森が気持ちいいですね(^_^;)

半原越ダウンヒル

半原越ダウンヒル

半原越ダウンヒル

今回の勝因ですがズバリ距離です。
半原越を愛川側から登ると斜度は凄いですがその代わりに短いです。
前回、都民の森に行っていたのもあって、あれ?もう終わり?って感じでした。
ただ、ここは峠に至るまでの道が結構ハードなので中津川周辺から休憩なしでいくと一気にキツくなるんじゃないかなと思いました。

登り足りない人は清川村側に下ったらそのまま土山峠から宮ケ瀬湖に出れば裏ヤビツにも行けるし、景色もいいし湖畔のサイクリングは気持ちいいと思います(^_^)
私は夕方には帰りたかったのでそちらにはいかずに帰りましたが(^_^;)

しかしこの後、私の出し切った体は帰り道で地獄を見ます。

地獄絵図1
相模原 激坂
!!!!????

地獄絵図2
相模原 激坂

!!!!!!!!