雲海と紅葉の浄土平・吾妻スカイラインを絶景ヒルクライム!

DSC06630

こんにちわyakiそばパンでございます。

今回は私のモチベーションに比例して更新が早めですがHINOHARAステージではなく、福島へ旅行へ行った話です。
HINOHARAステージに関しては「入賞に絡める訳でもない私のレースレポートなんて誰も求めてないでしょ。」と思ってブログにはしないつもりでしたが、有難い事にちょいちょい「HINOHARAステージの記事楽しみにしてます!」のようなお言葉をいただく事があったので追々更新しようかと思います(すぐにとは言ってない)

そんな訳で今回は時系列が逆になってしまいますが今月の3連休に福島へ行ってきた話となります(*´ω`*)
今思い返しても最高でした…(遠い目)

今回の旅の流れ

今回なぜ福島へ行くことになったのかというと、今年の初夏にO島氏夫婦と那須へ行った話や写真を見せてT氏夫婦に那須がいかに素敵か力説したところ「那須へ行きたい!」とうまい事洗脳に成功。
前回の御霊櫃峠での一件から若干というか全く奥様が私を信用していない事案が発生していましたが那須で食べるであろう美味しいご飯の画像で一つ穏便になっていただく事に成功。
最近子育てや家の位置からして荒川しか走れていないT氏夫婦を素敵なサイクリングへ連れてってあげようツアーが立ち上がった訳です。

ただ、○○ちゃん(子供)をほったらかしておく訳にはいきません。
そこでT氏の奥様が両親に午前中に孫と遊んでもらいお昼ご飯に合流して一緒に食べるという流れで交渉し、その隙にサイクリングを楽しむという事になりました。
ただ、企画したのが直前過ぎて止まりたかった貸別荘やホテルは全て満室…そのまま日帰りでもよかったのですがT氏の奥様のご両親が是非にという事なのでお言葉に甘えさせていただき、去年福島へ行った時にお世話になったT氏の奥さんの福島市の実家にお泊りすることになりました。
そして福島市と言えば浄土平のすぐ近く…この瞬間から私の目的は浄土平にロックオンされる事になりました。



一点重大な問題があるとしたらレンタカーのバンが予想以上にバンだった事(アルファード希望)





どこかのブログで読んだ事もあるような気もしますが後部座席には当然の如くヘッドギアはなく、椅子というより薄いウレタンにビニールを被せた板のようなシートがそこにありました(絶望)
とりあえず全員に「子供はチャイルドシートがあるからいいとして大人はレーパンを履いて乗車することをお勧めします」とだけ投げやりにラインで伝えて当日を迎えます。


という訳でクッソ乗り心地も悪く運転もしにくいバンで那須へ行った訳ですが、那須は前回と同じコースだったのでここは勇気をもってざっくりと写真だけ紹介して割愛。(前回と同じだしね!紅葉も早かったしね!)
パン屋で朝食からの深山ダムへ行き古民家カフェで食事をして温泉に入って終了…と、とても楽しいひと時でした(*´ω`*)


でもこれだけは言わせてほしい!後部座席はともかく商用車だからこそもうちょっと運転席が良くてもいいと思うんです!どうでしょうかMAZDAさん!(レンタカーはマツダのボンゴ)


DSC06544

DSC06552

IMG_0962

DSC06586

DSC06587

DSC06591

楽しい時間は過ぎ去り、明日はある意味本番の浄土平。
早く寝て4時起きでT氏と二人で浄土平をサクッと登ってこようと計画を立てて就寝(なお、T氏ジュニアが覚醒して11時過ぎまで眠れなかった模様)

奇跡的に4時過ぎに起床した私達は、「晴れてて紅葉ど真ん中の浄土平に来るチャンスは二度とない!」と自分を鼓舞して出発します。

浄土平とは

キャプチャ
ここで一応浄土平の説明です(*´ω`*)
この赤いポイントの立っているところが浄土平なのですが、浄土平は吾妻山等の吾妻連峰に囲まれた標高1,600mにある湿原の事を言うようです。
また、空気が綺麗で市街地の光害もないので日本一標高の高い福島市浄土平天文台がある場所でもあります。

この赤く囲った辺りが景色が良くなっていく範囲で、ここを走れる磐梯吾妻スカイラインは絶景道路として知られています。
標高が高いところは火山荒原で草木のないまるで火星のような景色を見ることができます(*´ω`*)

そして頂上まで福島市からは車で1時間半くらいでいけてしまう絶好の位置関係にあります。

そんな浄土平へ続く吾妻スカイラインはこの時期紅葉の絶頂期、「朝から大渋滞が発生してヒルクライムどころじゃない」という地元のお父さんの声を信じて途中にある駐車場を日の出前に出るタイムスケジュールで家を出発します。

生まれて初めての雲海

DSC06599

まだ薄暗い中、駐車場までひたすらに車で道を登っていると助手席のT氏から「うおおおお!!yakiさん外やべぇえええ(震え声)」という声が。
雲が広がっててすごい!というので木々の途切れ目からチラッと横を見ると地平線までの雲海が広がっています。


yaki「雲海じゃん!!!初めて見た!!!!」


車内のテンションは最高潮。
まだ駐車場ではありませんがとりあえず駐車スペースがあったので車を止めて写真を撮っておきます。

写真を撮ったら急いで車に乗って即出発。
早くこの雲海の中を走りたい一心で駐車場を目指し、だだっ広い駐車場へ到着。
はやる気持ちを抑えながら支度をします。

浄土平の悲劇


ところがここでお約束というかなんというかクッソテンションの下がる事態が発生。
私のシューズがどこにもなく、思い返せばT氏奥様の実家に置いてきてしまっておりました(今年2回目の悲劇)


yaki「Tさん!緊急事態発生!!!!」


T氏「どうしたん!?」


yaki「シューズ家に置いてきたw」


T氏「マジで緊急事態じゃんwww」


yaki「もうスニーカーで行くわ(ヤケクソ)」



まぁ、とは言ってもこの日はロングライドではなく本当にここから浄土平まで登って戻ってくるだけの片道10kmくらいのヒルクライム。

「あの日伊豆を走った事と比べればむしろ気軽に自転車から降りれて快適なくらいだ!」(強がり)

と、心配するT氏にスニーカーでもなんとかなるという事を説明してこのまま出発です。


さらに走り出してすぐに車にガーミンを忘れた事に気付きますがもうどうでもよくなり、それよりこの絶景を早く走りたい欲がすごくてこのまま行く事にします(どうせログとっても止まってばかりですし(*´ω`*))

雲海の吾妻スカイラインをヒルクライム

DSC06605


走り出してしばらくすると「つばくろ谷」の不動沢橋の駐車場へ到着。
流石絶景の朝、すでにカメラを持った人でごった返していてほぼ満車です。
トイレ休憩をしていると最高に美しい雲海からの日の出を生まれて初めて見ることができて感動です。


DSC06606

DSC06607


日が昇ると急に辺りは柔らかい朝日に包まれて明るくなります。
私達のテンションもさらに急上昇で「すげー!最高ー!」と言いながら雲海を横目に先へ進みます。


DSC06610

DSC06613


そして今度は朝日に照らされて鮮やかな紅葉も目立ち始めます。


DSC06615

DSC06618

DSC06620


左手に雲海、右手に紅葉と夢のような道を走っていると一気に景色が開ける場所があり、「これが雲海だ」と言わんばかりに地平線までの雲海が広がります。


DSC06625

DSC06626


美しい・・・

まさに空の上の道スカイライン…福島に来てよかった!バンでの疲労や寝不足も全て許せた瞬間でした。。。


DSC06630


DSC06632

一枚の絵画のような紅葉

DSC06641
素晴らしい雲海に見とれてしまっていましたが、紅葉も絶好調。
ふと前を見るとまるで絵画のような色鮮やかな紅葉が見えます。

ここは「天狗の庭」という場所で色とりどりの紅葉が楽しめました。
私、本日まで浄土平や乗鞍のパンフやWEBに出回っている紅葉写真はフォトショで彩度とか上げて編集しまくってるんでしょ?あんなコントラスト普通ないでしょ?
と思っていましたすみませんでした(土下座)

DSC06633

DSC06635


実際はこの写真より鮮やかで色々弄らないと実際の美しさに追いつかない程です…。
正直ここまでの鮮やかな紅葉も生まれて初めて見たかもしれません。

そして天狗の庭を過ぎてからは一気に木々が少なくなり荒廃した雰囲気になってきます。


DSC06636

DSC06637


そしていよいよあの区間の登場です。

雲海の浄土平は別世界

DSC06639

ついにここまで来ました!

浄土平というとこの場所を思い描くのではないでしょうか。The浄土平です♪
ちなみにここは火山ガスが出ているので停車は禁止。
車の窓も閉めて下さいと書いてありましたが我々は呼吸しまくりで駆け上がりますw

ここまでくるともう頂上はすぐそこ、あまりの絶景にあっという間に登り切ってしまいました。もっとこの景色を見ながら登っていたい…初めてこんな事を思わせてくれる程の美しさでした。

という訳で浄土平へ到着。

DLp7caoVAAAQ5-m

「あなたの自転車見せてください」風にカッコつけて撮影したのですが足元のスニーカーが全てを台無しにしています。

何気にカッコよく撮れたのでしれっとTLに上げてみたのですが、皆さん目ざとくスニーカーに注目。スニーカーにしか目がいかないと散々言われ誰もこのポーズを褒めてくれませんっ!(半ギレ)

しまいにはこんな事言う輩が現れる始末(マジギレ)
IMG_1052
※RAZHAはフルカーボンです。

ままさん許すまじ(#^ω^)ピキピキ

この後も反対側の登り返しも綺麗という地元情報を聞いていて行きたい気は山々でしたが、朝ごはんの時間には戻りたかったので後ろ髪を引かれる思いで来た道を引き返します。

雲海へダウンヒル

DSC06640

登りも絶景でしたがダウンヒルもすごいです。
ダウンヒルでは目の前が下りで開けるので、まるで雲海へ飛び込んで行くような最高のダウンヒルが楽しめました。

IMG_0980

IMG_1009

IMG_1019


距離にして往復20kmほど時間にして2時間くらいでしたが過去最高の絶景ライドだったかもしれません・・・。

まとめ

この日の浄土平は晴れて気候もよく(素手でも平気なほど暖かかった)雲海が出て紅葉も絶頂とかなり運がよかった事による大勝利でした。
天気は天気予報を見てだいたい察知できますが、今回の雲海のような自然現象のおりなす絶景が自分に微笑んでくれた時は嬉しさもひとしおです。
そういった意味でも最高の浄土平でした。

そして今回思ったのは自転車で本当によかったという事。
自転車は車と違って好きなところに止まって好きなように景色を見て写真を撮る事ができます。
私達が登っている間も多くのカメラを持った方達が路駐して写真を撮っていましたが、あれは日の出前後の早朝だから可能であって車が増えてきたら間違いなくできません。
そもそもこの時間であっても場所を選ばなければいけません。
それに引き換え自転車の我々は「綺麗だ!」と思ったところで停車してゆっくりと絶景を眺める事ができました。
この点は本当に自転車でよかったと思いました(*´ω`*)

あと注意点が一つ、時間帯です。
私達の登りだした時間でも車がちょいちょい登ってきており、絶景で有名な不動橋の駐車場はほぼ満車、浄土平もかなりの台数の車がいました。
そして7時頃には下っていたのですがその時点で登り車線の車の台数は結構増えて、少し渋滞が発生し初めておりました。
こうなってしまうと車が多くて自転車はちょっとストレスになってしまうかもしれません。

なので浄土平に紅葉などの混雑時期に行かれる方は前泊して日の出前に出発、日の出を不動橋で迎えるくらいのタイムスケジュールでいくと良いかもしれません(*´ω`*)
土地柄、雲海も出やすいようなので条件さえ揃えば一生忘れられない程の絶景を見ることができるかもしれません。


あ!あともう一つ!大事なことを忘れていました。









バンだけはやめておけ(真顔)





IMG_0961

コメント

  1. きくと より:

    こんにちは!!浄土平、今年はそろそろ厳しそうですねー。福島が地元なのに行ったことないという。いまは東京住みなんでタイミングみて行ってみます!!紅葉&雲海のナイスな写真に癒されっす

    • yakiそばパン より:

      きくとさん

      こんにちわ!コメントありがとうございます(*´ω`*)

      T氏の奥さんも地元だけど近すぎて逆に行ったことないようです。地元民あるあるですねw

      今年はもう雪も降ってしまい紅葉も落ちちゃったと思いますので来年是非行って見て下さい!きっと福島が地元でよかった!と思うと思います(*´ω`*)