またまた伊豆にやってまいりました。
今回は火曜日お休みの輪たろうさんとしげさん、有給をとったコーラさんの通称「美食倶輪部」のみなさんとご一緒しました。
毎週火曜日には楽しそうな写真をアップされていて今まではぐぬぬ…していましたが、今回そんな美食倶輪部へ仮入部を兼ねて御一緒できるということでガッツリ有給砲をぶっ放した次第であります!
ただ今回の伊豆は一味も二味も違います。
今回のナビゲーターのしげさんは前回の伊豆ではとんでもない魔境へみんなを誘った実績もあり、中々のデスルートを作る達人のようです。
証拠に、いつもなんだかんだ楽しそうな輪たろうさんがずっと震えています。
むしろしげさんも今回のルートは「まぁ…行ければ…。」みたいなテンションでコーラさんだけがノリノリのイケイケ状態です。
まぁ、しかし私も去年の私とは違います。コーラさんとピークスの下見で90km3000mアップはしてるし、大丈夫でしょう!
と心のどこかで思いながら旅は始まりました。
Contents
今回のルート
ところがそんな私の淡いイメージはしげさんから送られてきたルートを見た瞬間に音を立てて崩れ落ちます。
送られてきたのはご覧の通り77km3000mアップの超絶デスルート。
ピークスの下見と獲得標高はほぼ同じくせに距離は短くなっています。
必然的に全体の平均斜度は上がり、8.3%というもはや狙っても中々お目にかかれないレベルのクレイジーなルートの爆誕です。
ただ、このルートには天城ハイランド(通称:あまHL、魔境)が含まれており、これはしげさん曰く一応入っているだけとの事。
仮に天城ハイランドを抜くと65km2500mアップになります。
全然かわらねぇ(真顔)
と、うっすら美食倶楽部DMでコーラさんを除く全員が不安な空気感を出しますが、動き出した歯車はもう誰にも止められずに当日を迎えます。
緊急事態発生!
当日はしげさんに借りていただいたレンタカー1台で行きます。
集合場所までコーラさんとトランポしてレンタカーへ荷物を積み込み出発します。
~目的地近く~
yaki「ナインティナイスリ〜♪こいを〜した♪」
車内でDJしげのごきげんナンバーでごきげんな私。
yaki「あ!しまったぁああ!!!」
輪たろうさん「急にどうしました?」
yaki「シューズを車に忘れました…(›´ω`‹ )」
コーラさん「え!?でもyakiさんの荷物積みましたよ?」
yaki「シューズだけ別にしてたんです…助手席の下にありませんでした?」
コーラさん「あwwwあったわw」
しげさん「wwwまぁ、でも私達のルートならスニーカーでも大丈夫ですよwたぶん…」
yaki「スッ…(哀しい目で下を見る)」
輪たろうさん「クロックスwww」
一同「wwwwww」
yaki「もうこれで行きますわ!いけるいける(ヤケクソ)」
輪たろうさん「そりゃ無茶ですwwwやきさん、足のサイズいくつですか?僕のこれ履いて下さい(^ω^)」
しげさん「私のもありますから安心して下さいw」
なんと私がspdシューズを自分の車に忘れるという痛恨のミス!
しかも帰りに温泉入って足をまったりさせたかったので足元はクロックスという状態です。
1つだけ救いがあるとしたら私のペダルはPD-A530ときう片面spd。つまり片面はフラペ仕様になっていて普通の靴でペダルを漕ぐことも可能なのです。
もうクロックスでいくか…と覚悟を決めた時に輪たろうさんがなんの躊躇もなく、「これ履いて下さい(^ω^)」とスニーカーを貸してくれました(神)。
しかもしげさんも「サイズ合わなければ私のもありますからw」とイケメン過ぎです(神2)。
これは完全に惚れます┌(┌^o^)┐
たぶんクロックスでは三筋山で死活問題になっていたと思います。。。本当に助かりました!ありがとうございました。゚(゚´ω`゚)゚。
と言うわけで、今回私は輪たろうさんのオシャレスニーカーを強奪してヒルクライムする事になりました。
予報では風が10mとか15mとか頭の悪いことになっていましたが今のところ無風。
天気もよくて最高のライド日和の予感です。
とはいっても風が強くなるのはお昼過ぎからの予報、三筋山の頂上は吹きっさらしなのでちゃっちゃと準備して出発します。
デスルートスタート
まずは三筋山へ向けて海沿いの駐車場を出発。
とりあえずゆっくりと進みながらフラペに慣れていこうと思います。
思いましたがなぜか走り出して30m位で20%のクソ坂が現れます。
yaki「ちょwww慣れるも何もいきなりクソ坂じゃないですかwww」
輪たろうさん「あほかwww」
唐突にクソ坂へ突入した我々ですが、ここでフラペに激しい違和感を覚えます。
なんというかクッソキツイです。
引き足が使えないというのもあると思うのですが、感覚的に足がペダルの上でツルツルと動くのが厄介でした。
平地や緩い斜度ではそこまでではないのですが、20%近くの激坂になると顕著でトルクをかけるとペダルから足がずれそうでめちゃくちゃ怖いです。
それでその足がずれないように全身に力が入りガチガチでなってしまっていたようです。
ペダリングが汚いからだと思いますが、急に綺麗なペダリングになる訳もなく私にダメージを与えてきます。
ある程度短い坂だったのですが変な力入りまくりで上りきったときには結構ヘトヘト…。
yaki「ヤバイ…!めっちゃ辛いんですがががが」
輪たろうさん「私もめっちゃ辛いので大丈夫ですwww」
むむむ…聞くとみなさんもそれなりにキツかった模様。
みんなもっとキツそうにして下さい!(ムチャクチャ)
ちなみに私はこの時点で大体いつも走っている感覚から3割り増しくらいキツく感じるような具合です。
この先のことを考えるめちゃくちゃ不安になって引き返したい衝動に駆られますが動き出した歯車は無常にも私を飲み込み進み続けます。
今はまだ緩い斜度の山道なのでなんとかついていく事はできるのですが、引き足が使えないからなのかペダリングが下手糞で変な力が入っているからなのか、はたまたその両方なのかやたら疲れます。
なんてことない道でゼーハー息切れしながら走っていると・・・。
しげさん「yakiさんがキツイふりして脚をためてるのですが」
コーラさん「そんな脚ためて、yakiさんどこでアタックかけるつもりですか!?三筋山ですか?(≧▽≦)b」
yaki「もうガチで全開なんですw信じてくださいwww」
コーラさん「またまたぁwwww」
しげさん「やっぱりエリートは違うなぁwww」
輪たろうさん「全然余裕そうじゃないですか(^ω^)」
クソッ!これは完全にいじめだwww
美食倶輪部のいじめに遭いながらも、このまま三筋山へ行っては完全に死ぬので必死でアピールしてその前にコンビニ休憩。
そして非常にのどかな田舎道を突き進みます。
この辺は平地なので問題なくゆるゆると景色を堪能して走ります。
と、思ったら即林道突入。普通にそこらへんの峠程度の坂道が続きます。。。
途中、いい感じに桜が散っておりました。
河津桜はもう旬はすぎていますがヒラヒラと花びらが散る中を自転車で走るのはなんとも言えない心地よさがあります。
斜度さえなければ
ご覧のとおり河津桜と一緒にみかんが生えているのがわかると思います。
みかんがあるという事はある程度坂道という事。
ここもなんてことなく走っているように見えますが確か10~15%位ありました。
伊豆というかしげさんルートの恐ろしいところは、この登りも本日の登りとしてカウントされていないところ。
つまり、三筋山へ向かう途中のただの道な訳です。
例えるなら風張林道へ行く途中にどっかのゴルフ場の激坂を登りまくってる感じです。
むろん私は徐々に遅れていきます。
ただ遅れてしまったといっても打つ手はありませんので、鉄の心で自分のペースを維持します。
それが最終的に一番速いという事は私の短いロードバイク人生の中で学んだことです。
最初の刺客「細野高原~三筋山」
しばらく一人旅をしていると皆さん「アニマルキングダム」という動物園の入り口で止まっています。
しげさん「ここからが本番です」
輪たろうさん「前回はここで心を折られました…。」
コーラさん「エリートなら余裕です(≧▽≦)b」
どうやらここから本格的な三筋山の登りに入るようです。(今までもだいぶ登ってますが)
もうここまできたら覚悟を決めるしかありません。
黙って目の前の坂をなんとかねじ伏せるしかありませんが、最後が一番キツイという事なのでそれまではなんとか耐えられるでしょう。
yaki「!!!!?????」
yaki「おい!なんかすっげぇ斜度上がってるんですけど!?え?まさかこれが続くんですか!?」
写真だとうまく伝えられないのが残念ですが、あるポイントから斜度がグイッと馬鹿みたいに上がっています。
斜度にしてたぶん15~18%位でしょうか?
そのゾーンに入ると明らかに足にかかる負荷から友好的な面が消えうせて殺しにきます。
しげさん「ちなみにこれは第一波です。もっと斜度は上がりますよw」
輪たろうさん「アニマルキングダムは序盤のスライムみたいなもんです(^ω^)」
yaki「はぁ~…(ため息)」
しげさん「yakiさんがため息ついてるwww」
yaki「ちなみに、山頂まで何アニマルあります?」
輪たろうさん「う~ん。今のが1アニマルだとすると最低でもあと3アニマルはありますね(^ω^)」
アニマルキングダム(の坂)はクソ
その言葉で頭の中が埋め尽くされますが悪態をついても斜度が緩くなる訳でもありません。
集中して少しずつでも前に進むしかないのです。
yaki「くっそーーーー!!!!い…今のこれで何アニマルですか!?」
輪たろうさん「いやwwwこれはノーアニマルです(^ω^)」
yaki「ノーアニマル!?いやいやさっきくらいの斜度ありますよ!?オンアニマルですよね!?」
しげさん「いや、ノーアニマルですねwwww」
コーラさん「こんなのスライムレベルですよ(≧▽≦)b」
クソが!!!!
もはや何がどうなっているのかわからず先の状況がまったく読めません。
とにかく目の前の斜度だけに集中して淡々と進んでいき、ジャングルのような林道を抜けると広い駐車場にでます。
そして駐車場の先に広い高原が広がっています。
確かこれは輪たろうさんのブログで見た事あります!
輪たろうさん「ブランコのところに到着です」
yaki「おお!着いた!頂上ですか!?頂上ですね!?」
しげさん「いえwwwここが細野高原でここから三筋山ですwww」
コーラさん「てゆーか、むしろここからが本番ですよwww」
yaki「ここからwwwがwww三筋www山wwww本番www」
あまりにクソ過ぎる現実は置いておいて、とりあえず第一目標の細野高原到着です。
人も少なくて空が広くてめっちゃ気持ちいいです(*´∀`*)
草原は草がちくちくしますがとても気持ちよかったです。
ちなみにこの後の目的地は後ろにちっこく見えてる風車の場所です。
そうとは知らずに私は幸せなひと時をすごします。
幸せなひと時は無常に過ぎ去り、ちょっと時間が押しているようで先を急ぎます。
するとすごく見通しの良いところへ
yaki「うっわ、これどこまで行くんですか?」
しげさん「あそこに看板見えませんか?」
yaki「?」
輪たろうさん「ほら、あの上の方にあるちっさいやつです。」
yaki「!!!????」
そこには肉眼でもギリギリ確認できる位の看板と思われる白いものが。
yaki「ちょwwwえええ!?」
怯えきっている私をよそに皆さんどんどん登っていきます。
輪たろうさん「yakiさん、今何アニマルですか?www」
yaki「もう私の中では8アニマルくらい行ってますよ!(怒)」
輪たろうさん「ちなみにここから後、最強のアニマル出てきますので(^ω^)」
yaki「クソ坂!。゚(゚´Д`゚)゚。」
そしてこの後、輪たろうさんの言うとおり本当にクソアニマルが出現。どんどん斜度が増していき最終的に20%位が続きます(クソ坂)。
もはやペダルから足がずり落ちないように必死にしがみついているような状態。
自分でもちょっと意味がわかりませんが、脚というより全身ガチガチだったせいでしょう、腕と広背筋が攣りそうになる異常事態で登っていました。
まさに瀕死で歯を食いしばりながらのギリギリでのゴール…_(´ཀ`」 ∠)_
そんな瀕死の私をしげさんが撮ってくれました\(^o^)/
いつもは私が主に写真を撮っているのですが今回はしげさんと輪たろうさんがいい感じの写真を撮っていただけています(コーラさんはご飯の写真担当w)。
やっぱり自分の写真があると嬉しいですね。
そしてこんなクソ坂を登ってきたご褒美タイムです。
うわ~~~~!すげ~~~~~~~!
と自然と声が出てしまうほどの絶景。
斜度が急なので崖から景色を見下ろしているようで、まるで自分が空に溶け込んでしまいそうです。
ついに来た!俺のステージ!
一応、自転車でこれるところはココまでですが、三筋山はこれで終わりではありません。
なんと、階段が上へと続いており風車に根元までいけるのです。
実質そこが本当の頂上になりますので、全員自転車を降りて数100m登山しなければいけません。
登山といえばスニーカーのこの私。
まさにこのステージを獲るためだけに来たようなもんです。
チャンスと見るやここぞとばかりにみんなを置き去りにして山岳賞目指して駆け上がります。
yaki「てか、唯一の私のステージなのになんでコーラさん私と同じ速さで登れるんですか(クリートなのに)www」
コーラさん「私、トレイルランもやっていたので山道も得意なのです(ΦωΦ)」
まさかのコーラさんの襲来により危うくなりましたがなんとかこのステージは死守(徒歩で)。
絶景に浸ります。
※クリートに詰まった土を取るみなさんw
絶景の三筋山ダウンヒル
登りがあれば下りもあります!絶景の中のダウンヒルはめっちゃ気持ち良さそうです。
しげさん「ここからはご飯屋さんまでは下りですから(^ω^)」
一同「飯だーーー!!!」
まるで空に飛んで行きそうな景色の中ダウンヒルスタートです。
yaki「こえええええええwww」
斜度がすご過ぎて全然ブレーキから手を離せませんw
そして道も狭いのでちょっと油断すると冗談抜きでアイキャンフライします。
しかもフラペなのでガタガタすると足がペダルの上でずれそうでめちゃくちゃ怖いのです。
写真ではすごく気持ち良さそうですが、みるみる握力がなくなっていき私は生きた心地がしませんでした(›´ω`‹ )
yaki「死ぬwwwあ゛あ゛ああああばばばばばwww」
クソ坂は下りでもクソ坂です(›´ω`‹ )
しかも道が良くないのでなんとかゆっくりと下っていきます。
しげさん「あ。こっちです。」
アニマルキングダムを過ぎて変なところをしげさんが曲がって行くのでついていくと、全て下りのはずの道に何故かナチュラルにクソ坂が現れます。
yaki「なんでやねんwww」
輪たろうさん「しかも結構えぐい坂じゃね~か!」
ここも斜度20%近くで地味に長い…。
もう完全に不意打ちです(›´ω`‹ )
なんちゃら展望台とか言う看板が見えた時点で嫌な予感はしましたが、やはり展望台というからには見晴らしのためにある程度の高さが必要です。
必然的にこのようなクソ坂が爆誕する訳です。
もう温存とか言ってられず、売り切れてる脚でペダルを回してなんとか展望台へ到着します。
景色を見ながら一息ついていると
しげさん「こちらに進みます。」
コーラさん「yakiさんのステージですねwww」
なんか完全に登山道のようなところを自転車担いで歩き出します。
長い階段を2回くらい通ったでしょうか?
しばらく登山道を歩いていると綺麗な道へでます。
しかし、しげさんよくこんな道を発見できるものです。
この道は綺麗だしもちろんの絶景で個人的にめちゃくちゃ好きな雰囲気でした。
景色を眺められる東屋も設けられていて個人的には最高の場所でした!
最高ですね~・・・。
景色を堪能したらダウンヒルの続きです。
ここからは本当に下りしかないとの事なので安心して下ります。
テラジャングルwww
さっきまでの綺麗な道はどこへやら、なにやら裏尾根幹のような雰囲気の道が出現。
もはや舗装路なのか怪しい道ですが、この道を抜けるとあっという間に住宅街へでます。
そしてついに到着の肉チャーハンの店!
飯クライム~昼飯ハシゴ~
ついにたどり着いたチャーハンのお店。
変わったチャーハンとありますが、ナチュラルな中華料理屋さんです。
とりあえずは全員肉チャーハンを注文。
チャーハンというより白飯に具がかかってる感じです。
中々おいしく、空腹に染み渡りあっという間に完食!
そそくさと店を出ます。
そそくさと店をでたのは理由があります。
なんとすぐに別の店に入店。
今度はアジ丼の美味しいお店。
なんとお昼ご飯のハシゴです。
さっきチャーハン普通に食べましたよ!?
コーラさん「これくらいは普通に食べてもらないと・・・」
しげさん「yakiさんはそんなに量食べない人なんですか?」
yaki「まぁ、そうですねぇ…。そんな食べませんねぇ。」
yaki「てか、普通ですよ普通!絶対皆さんおかしいですって!」
輪たろうさん「いえ、余裕です(^ω^)」
yaki「」
そんな訳でナチュラルにアジ丼定食を注文・・・。
ある種、ヒルクライムよりもハードかもしれません。
せめてもの救いは美味しいこと。
なんとかかきこんでお残しはしないで済みました・・・。
ここのアジ丼は本当においしかったので皆さんはチャーハンの後ではなく是非、ここだけでご堪能ください!
そして問題はこの後です。
時間的に天城ハイランドは厳しい感じになって来ました。
yaki「いやー、残念だわー(棒)残念だけど天城ハイランドはカットですね大人として(ヘラヘラ)」
話し合った結果、暗くなってしまっては危ないですし皆さん初見の場所へ行ってみたいという事で、ここは大人の対応で天城ハイランドはカットして箒山というところを目指すことにします(歓喜)
コーラさん「まぁ、天城ハイランドは今度yakiさんにリピートヒルクライム連れてってもらうのでいいです(・ω・)」
yaki「誰かコーラさんを止めてくださいwww」
しげさん「いや、一度は行ってもらないといけないので諦めて下さいw」
コーラさん「よろしくお願いしますです!ちなみにもう駐車場は電話して許可もらってる場所がありますので大丈夫です(≧▽≦)」
yaki「なんでももう電話してんですかwwwどんだけ楽しみなの!コーラさん夢から覚めて!!!!」
第二の刺客、箒山スタート
箒山へアプローチしているはずですがなぜかやたらとキツイ峠道のようなところを激しく登っています。
私の命に関わってくるのでそこのところどうなのか詳しく聞いてみます。
yaki「あの・・・これは箒山に入ってるんですかね?」
コーラさん「いえ、これはアプローチのただの道です」
クソが!!!!
どうやら私が箒山だと思っていた道はただの坂道だったようです・・・。
ただの道ですが土山峠の上位交換みたいなスペックで斜度もそこそこあって地味に長くて脚にきます。
勘弁してくれ!と思いながらジリジリと登っていると曲がり角でしげさんと輪たろうさんが止まっています。
どうやらここを曲がったら箒山のようです。
マジ勘弁してほしいのですが抵抗する力すらない私はクラゲのように皆さんの流れにただ流されて頭真っ白でそのまま箒山へ突入します。
するとどうでしょう。
いきなりのウェルカム坂が20%というクソ仕様(マジキチ)
路面はコンクリートに変わり、既に売り切れている脚に容赦なく負荷をかけてきます。
もう遅れても関係ないというか着いていくことなんて考えないでせいいっぱい心拍の上がらないギリギリの速度でジリジリと登ります。
必然的に一人旅になりますが、押して歩くよりは速いはず(たぶん)。
「グギギ…」と歯を食いしばり、ゆっくりゆっくりと自転車にしがみつくようにクランクを回します。
てか、この斜度いつまで続くの!?マジ無理なんですけど!?
って思い始めたくらいで斜度が急に緩やかになります。
危なかった・・・。と思いつつもかなり脚に来ており、もう緩斜面でも辛い状態までになってしまいました。
と・・・ここで最近愛読しているかもめ☆チャンスのワンフレーズが頭に浮かびます。
それは「使う筋肉を変える」という事。
といってもサドル高やハンドル角度を変えるのは訳分からなくなるのでパスw
あと変えられるとしたら足の位置。
ここでふと、フラペなのにめちゃくちゃ登りの速かったはるまきさんが脳裏をよぎります。
そういえばはるまきさん、親指の付け根じゃなくて土踏まずで踏むと踏みやすいといって、実際土踏まずで踏んで走ってたな・・・。
という事を思い出します。
今までセオリー通り、親指の付け根辺りで踏んでいましたが、物は試しとペダルの踏む位置を変えてみます。
すると・・・。
まわる!!!今まで売り切れてた脚が嘘の様に楽になって回ります。
こんな漫画みたいな事があるのかと思う程に復活。
実際に登板速度もあがり、前を走っていた皆さんに追いつく事もできました。
後はこれがいつまで持つのかですが、スニーカー+踏む位置を変えた事によってサドル高が合ってないようでサドルが私の股下をゴリゴリと激しく圧迫してきます。
明らかに自分の身体から「長い事は無理だよ?」と信号が出ていますが、とりあえず騙し騙しでも土踏まず大作戦で進むしかありません。
とはいえ、筋力も心肺もかなり楽になり会話もする余裕も、写真を撮る余裕も生まれます。
ただ、斜度が少し急になると売り切れた脚のせいなのか、やたらキツくて遅れてしまいます。
しかしさっきまでのどうにもならないような辛さではなくて、ゆっくり行けば楽に行けるような感じなので1人旅でゆっくりと進みます。
とろこがしばらく進んでいくとだんだん道が荒れていき、ついに登山スタイルへ。
ちょっと先を見てみても頂上は遥か先、さらにゲートが出現。
何キロも歩くのも無理があるのでとりあえずここを頂上として引き返します。
帰り道の絶景
帰り道もかなりの激坂なので安全第一でゆっくり下っていきます。
すると、住宅の脇の坂道の真正面に大島の見える絶景ポイントが!
田舎のおばあちゃんの家みたいな風景大好きな私にとってはこの景色はかなり好きな部類です。
いい雰囲気の道も走れて、ここからは段々とフラペにも慣れてきたのか脚も徐々に復活してきて元気になります。
色々ありましたが今日は65km2500mアップ、なぜか帰りの駐車場手前が1番元気だったという状態で今回のライドは幕を閉じます。
温泉のご紹介
今回は前回天城越に来たときと同じ赤沢温泉に来ました。
前は真っ暗で景色は全然わかりませんでしたが今回は明るいので絶景の露天風呂です。
疲れた体に一段と温泉が染み渡って最高です。
タオルがセットで1500円(時期で変わります)位でちょっと高めですがお風呂も広くて露天はオーシャンビューでめちゃくちゃオススメです!
〜脱衣所にて〜
コーラさん「yakiさん、だからその格好は人としてダメですってwww(産まれたままの姿にハイソックス)」
yaki「脱ぐ順番的に一時的にこうなっちゃうんですってw」
コーラさん「しげさんこれどう思います?」
しげさん「気持ち悪いですね」
yaki「ちょっと!傷付くから気持ち悪いとか言うのやめて下さいwww」
コーラさんのホイール
海岸線の駐車場に着くとそこは予報通りの暴風(10〜15m位)が吹き荒れる。
ビュオオオオオオ!(暴風)
yaki「うおおおお!車が揺れるw」
輪たろうさん「自転車立てられないw」
しげさん「到着した時これだったら無理でしたねw」
ボボボボボ(暴風)
コーラさん「あ。」
ガッシャーン!(チタニオが転倒)
一同「!!!!」
ビュオオオオオオ!(コーラさんのホイールバッグが飛んでいく)
コーラさん「あーあーあーあー(特に追う気はない)」
yaki「ヤバイヤバイ!(全力疾走で道路へ飛び出る前に捕獲)」
yaki「ふぅ…コーラさん、これ飛ばないように上に荷物置いときますね?」
コーラさん「ありがとうございます(≧∀≦)」
ビュオオオオオオ!(突風)
輪たろうさん「あああ!俺のkaskが!!」
ゴゴゴゴゴ(転がっていくkask)
yaki「ちょwwwヘルメットもかw(全力疾走でキャッチ)」
yaki「はぁ…はぁ…輪たろうさん、飛ばされるので車の中に入れちゃいますね。」
輪たろうさん「ありがとうございます(^ω^)」
ビュオオオオオオ!!!!(舞い上がるコーラさんのホイール入りのホイールバッグ)
しげさん「ENVEが!」
輪たろうさん「飛んでる!」
コーラさん「あーwww(基本追わない)」
yaki「ちょwwwヤバイヤバイヤバイw(防波堤を越えてパイレーツ・オブ・カリビアンしそうなところをキャッチ)」
yaki「はぁ…はぁ…、コーラさんこれも車内に入れておきますね…はぁ…はぁ…」
コーラさん「ありがとうございます(≧∀≦)」
~しばらくして~
コーラさん「yakiさん、風で飛ばされるくらい軽いホイールいりませんか?」
yaki「アクシデントを売り文句にして営業しないで下さいwww」
しげさん「実際、飛んでましたからねwww」
輪たろうさん「吹っ飛んでましたからちょっとふれてるかもしれませんがwwww」
コーラさん「買ってください(ΦωΦ)」
yaki「ちょwww」
yaki「それより新しくカッコいいシューズが欲しいです(›´ω`‹ )」
輪らろうさん「エンパイアSLXがベストです(^ω^)」
コーラさん「私はめっちゃ色々なシューズを試してきましたが最高のシューズです(≧∀≦)」
しげさん「美食倶輪部は全員そのシューズですねw」
コーラさん「軽いシューズっていいですよ!私はホイール変えてもタイム変わりませんでしたが、シューズ良い物に変えたら速くなりましたからね!」
yaki「買います!」
yaki「まずはサイズ確認しなきゃ」
しげさん「紐なので適当で大丈夫ですよ。靴下とむくみで調整する事になりますからサイズなんてあってないようなものです」
コーラさん「おいら的にはEUサイズで39~41ならどれでも一緒です♪(´ε`)」
輪たろうさん「横幅がキツイかもしれませんが、まぁそのうち伸びます(^ω^)」
yaki「ほんとかよ!」
美食倶輪部は今日も平和です。
そしてその平和の陰では、既にしげ博士による次のデスルートの開発が進められているのでした…。
つづく
※今回は私が死んで写真どころではなかった為、皆さんの写真をふんだんに使わせて頂いています。
コメント
デスルートはさておき景色がいいので
いつか行ってみたいと思いました!
フラペご苦労様です!
面白いブログでした!!
コメントありがとうございます!
楽しめていただけたなら嬉しいです(^o^)丿
是非行ってみて下さい。景色はすごく良かったです!景色は!
ちなみに、もしも行く際は下りは結構な急斜面で荒れてる場所もあるのでお気を付け下さい(#^.^#)
あまり物に執着心がないおいらです(笑)
おいらの変わりに追っかけてくれてありがとうございました\(^o^)/
ぜひ風で飛ばされる位軽いあのホイール買って下さい♪
きっとyakiさんの2台目によく似合うクラシカルな感じですよ♪(´ε` )
おいらホイール余りそうなもんでwww
物には執着しないと言ったそばから何ですが、最近ちょっとチタニオさんが好きになってきました☆彡
フィッティングの結果どうやらおいらには合っていないようで(T_T)《惜しい》フレームらしいんですよね^^;
でもそんな不完全さが愛しくなりまして♡《出きるだけ合わせる》のが良い感じだなぁと悟り、買い換えないでチタニオさんと心中してみようと思いますた(//∇//)
(´-`).。oO(身体に合ったスチールは作るつもりなのでw全然違ったら考え直しちゃうかもしれませんがwww)
今シーズンは各地に珍道中行きましょう(^^ゞ
いや~、あのホイールは実際めちゃくちゃ魅力的なんですよねw
二台目はまだ先になりますが(^_^;)
コーラさんの次の一台も最高に楽しみにしてますが、完璧な物よりもちょっと思い通りにならない位がなんでも愛着が湧くのかもしれませんね♪
珍道中にするつもりはないのですが、我々が行くと毎回珍道中になってしまっていますねwww
今シーズは私も出来る限り自走ではいけない色々な場所に行ってみたいと考えております。是非行きましょう\(^o^)/
yakiさん、こんばんは( ^ω^ )
今回も、楽しく読ませていただきました。(笑)
スニーカーでクライム&20%なんて地獄ですね〜尊敬しちゃいます。
アニマルキングダム知ってますよー入り口まで結構な坂でした。もちろん車ですが‥picも素晴らしく良かったです。アニマルキングダムの観覧車に乗った時の風景を思い出しました。
話は変わりますが、先週の土日に熱川まで、仲間9人で埼玉県所沢市から行ってきました。2日で310キロ、めちゃめちゃ疲れました。行きは、川奈から旧道を走り伊豆高原から125に出るまで脚が攣ってしまい熱川温泉の宿に到着して、ソッコーマッサージを呼んで施術 (笑)
帰りは、確り補給を取ってたつもりでしたが、大磯付近でハンガーノックと自分の体力の無さを痛感するロングライドでした。所沢市から出発したので、町田を走っている時、yakiさんの事を思い出しました。(笑)恐らくyakiさんのご自宅付近を通過したと思います。
yakiさんの仲間が昼食を二食も食べるのは、それだけ過酷なスポーツをしているからですね〜ヽ(´▽`)/
また、楽しいblog待ってまーす。
赤いニューバラ、カッコイイですね〜(°▽°)
masaさん
こんにちわ!
所沢から熱川なんてさすがですね~!
私は長距離を走る事が苦手なので純粋に尊敬します(#^.^#)
しかしお仲間となら楽しめそうですね。キツイ事もあってでしょうけど、色々あった事も楽しい思い出として語れる旅でよかったです(*^_^*)
楽しい冒険、お疲れ様でした!
町田を通られたなら思い切り私の生活圏ですし、私の家の近くも通ってる可能性大ですねwww
ニューバランスカッコいいですよね。輪たろうさんのなのですが、今ちょうどスニーカー買おうかなと思っていて思わず候補にあがっていますw
こ…更新がない…だとっ?!
((((;゚Д゚)))))))
冬眠しちゃってるのかしら
( ̄▽ ̄;)
yakiさんが冬眠しちゃってる間に私はしまなみ縦走にビワイチと寒さに負けず走っていますよ!
(´∀`*)
次は乗鞍スカイライン行ってきます!
(〃ω〃)
今月中には更新あると信じています!!!
って…、え??
自転車…辞めてないですよ…ね???
え…??
((((;゚Д゚)))))))
ぬっくさん
コメントありがとうございます(*´ω`*)
ちょっと私事で最近忙しく、ろくに自転車に乗れない&ブログも書けないという感じでしたが、やめたわけじゃないのでご安心下さいw
ビワイチも乗鞍も羨ましいです!
これからは時間できるのでどんどん乗ってブログも書いていきます\\\\٩( ‘ω’ )و ////