初心者が入山峠へロードバイクで行った結果、全然キツかった

入山峠

半原越をなんとか足付き無しでクリアしていい気になってる私がかつてから興味のあった入山峠へ行った時のレポです。
この峠は初心者向きで絶景が見られる峠という事でネット上でよく話題にあがります。
当時、本格的な峠は半原越しか登ったことのない私は絶景とは無縁だったのでそういう景色のご褒美のある峠に行ってみたいと考え決行した次第です。


ルートはこんな感じ。
自走で高尾まで行くと言うとなんだかすごく遠くに行く気がしますが、1日に100km、200kmと走る方からしたら大したことない距離。
私も早く200km等走破してみたいものです。

市街地を通過して高尾へ

当日は混んでる道を走りたくなかったので4時半起きで5時に出発、高尾までの道をひたすら走ります。
町田の方からは高尾までは町田街道を永遠と直進すればいいだけなので迷う心配はありませんし、早朝で車も少なく走りやすいです。

ただ、高尾の駅付近になると途端に坂道が増えてえぐい登りもオマケでやってきます・・・。

とはいっても、ちっともオマケのレベルではありませんが、いくつかアップダウンをヒーヒー言いながら越えると一気に周りは田舎の風景へ。
途中から綺麗な川の横を並走していきます。

入山峠

入山峠

入山峠

途中、石でできた橋を発見、よく見ると「昭和34年」の文字が・・・。
昭和34年というと今から56年前、フジテレビが初めて放映開始された年のようです。
そんな昔からこの道端で苔にまみれてこの橋は何を見てきたのでしょう。
今からカメラとか仕込んでおいてさらに50年後まとめてみたらとても素敵な映像になりそう。

入山峠


他にも古そうな橋があったり、レトロな郵便局とかちょっと周りをよく見てみると飽きずに楽しめるいい道でした。

入山峠

入山峠

幼少期にこういうところで遊んで育ちたかったなと、ちょっとここら辺の子供達が羨ましくも思えてきます。

入山峠

入山峠


とかなんとかやってると、色々なブログで見たことのある車止めが!
そうです。ここが入山峠の入り口となります。

入山峠

入山峠

入山峠、登板開始


まず、大事な事を発表します。

この峠、結構キツイデス\(^o^)/

まずは序盤から結構いやらしい斜度が襲ってきます。
半原越(清川村側)より斜度がある分キツイです。
救いと言えば道中ところどころ景色が綺麗なところ。
こんな感じで道が開けて山が見えたりして・・・

入山峠

・・・ん!?

入山峠

なんか上の方にガードレールが見えるwww

景色が良く見えるとは時に残酷です。
景色にはもうちょっと頑張ろう!とかこんなとこまで来たのか!と精神的に癒し支えてくれる効果がありますが、これから登る先が見えてしまうと癒しは精神的苦痛に変わります。

なんとか歯を食いしばりこのポイントもクリア。
この入山峠ですが、私は絶景の手前にはトンネルがあるという情報を掴んでいます。

必死にトンネルはまだかトンネルはまだかと思いながらクランクを回していると、意外にもあっさり絶景の手前にあるトンネルが出てきました。
あれ?半原越より距離は結構短いんだなと思いながらカメラを構えてトンネルへ。

入山峠

入山峠

入山峠

すげ~~~~~!!!!

入山峠

入山峠

入山峠


まさに絶景。
ここら辺は斜度も緩いので一気に疲れが吹き飛びます。
斜度も緩み、このまま頂上までまったりのんびりといきます( ´∀` )

なんて思っている時期が私にもありました。

ここに来てよかったと思える至福の時が私の中を駆け巡っていますが、実はここからすでに入山峠のトラップは始まっていたのです。

実はこの峠、この絶景で終わりではありません。

ここで一時的に斜度は緩み、むしろ若干下ったりしますがその後最後の心臓破りの坂が待っております。
この後にラスボスがいる事も知らずに、私はこの絶景を見て斜度が緩んだ瞬間に頭の中はオフモードに。
なので、足付き無を目指す初心者の方はこの絶景スポットは7合目位に思っておいた方がいいです。
実際、半原越と比べていやに早く終わったな!この峠、斜度は半原越よりあったけど距離は短いのか!なるほど、初心者向けだ( ´∀` )
と思ってからのまだ7合目だった時の絶望感。
そしてラスボス的な斜度。

甘いご褒美、偽のエンディングを用意しておいて実はその後に真のラスボスが出てくるという、RPGの王道、まさにハニートラップ
肉体と精神を完璧なタイミングでの同時攻撃。

恐るべし入山峠。

トンネル&絶景という物さしを失った私は、もはや後どれくらいこの峠が続くのかさっぱりわからないプチパニック状態。
斜度もここ一番あるので、一回休もうかな?
実はさっきのが頂上じゃね?
とか都合のいい事が頭に充満してきます。

暑さも加わり「あ。もう足着こう。あそこ曲がったら足着こう。」と思い始めた時、頂上見えて足付き無でクリア。

入山峠

入山峠

登頂完了~ダウンヒルは注意~

やりました。なんとか足付きは無しでクリアしましたが、半原越よりキツかったです。
特に一回、絶景で油断したのがいけなかったと思います。
なので次行った時には心構えがある分、もうちょっと楽に登れるかもしれません。

お楽しみのダウンヒルは石とか多いので慎重に下ります。

入山峠

入山峠

入山峠


みなさん大変です。帰り道なのに坂道があります。

帰り、高尾ではヘロヘロの足で結構な坂道を登らされたりしましたが、道がわかりやすくて確かに景色は思わず声が出るほど絶景でした。

次回高尾の方に来る際はこの付近に鎮座しているという和田峠にチャレンジしてみたいと思います。
レベル的には入山とは比較にならない程キツイようなので私のド貧脚が耐えられるか・・・見守っていてください・・・。