以前、ご紹介した事もありますが「VIVA☆雑兵」というチーム。
実はこのチームに私も所属しています。
所属はしていてもチーム練習には一度も参加した事がない所謂「幽霊部員」というやつです。
「雑兵チームブログはコチラ」
一応チームジャージを購入しているのですが一度もチームジャージで走った事はなく完全にタンスの肥やし状態。
色んなグループライドで「雑兵なんですよね!?」と言われても、
と、ひとしきり爆笑した後に、
「いえ、私のジャージはありゃレプリカです。私はただのファンです(真顔)」(怒られるぞ!)
などとのたまう始末。
このままでは本当にただのファンになってしまう・・・。まぁそれもいいか・・・。
と思っていた時、年末の木曜日にBASSさんの雑兵ヤビツ練習があるという事が発覚!
このままではジャージを誰かに売りつけてしまいそうなところまで追い込まれていたので全力で参加させていただきました。
BASSさんのヤビツ練とは?
雑兵の中にはヒルクライムのスペシャリストから平地のスペシャリストまでいるのですが、BASSさんはヤビツのスペシャリスト。
つまりヒルクライムがめちゃくちゃ速い方です。
そんなBASSさんは毎週木曜日がお休みのように木曜日にヤビツに通っておられます。
その結果、自然に休みの合う雑兵メンバーが木曜日のヤビツに集まるようになり自然に形成されたのが「木曜日のヤビツ練習」という練習会です。
普段は平日仕事なので参加できませんが、年末休暇に入っているという事で私も参加可能。
さらに結構人数がいるようで、これだけいれば私と同じくらいのレベルの人もいるだろう!と軽い気持ちで参加表明いたしました(フラグ)。
現場に到着(思ってたんと違う)
冬用ジャージの下に雑兵ジャージを着こみ、家をいざ出発!
突然ですが今日の私は本気です。
どれくらい本気かというといつも持ち歩いているカメラを家に捨て置いてきたくらい本気です。
待ち合わせの名古木のセブンへ渋滞に巻き込まれつつも時間ぎりぎりに到着しました。
なんだか速そうな赤い人と青い人(クラブ・ロードロの方々)が集まっております。
ちょっとこの日、人数が多くてどなたがいたのか全員把握できずメンバー紹介はできず申し訳ありませんm(__)m
暫く雑談して一息つくと、急にスタートする雰囲気が漂います。
結構な人数なので2グループに分けて登りましょう。という事で、それぞれの登坂力(タイム)で2グループに分けていきます。
BASSさん「それでは、30分台のグループと40分切りのグループに分けて行きましょう。」
BASSさん「yakiさんヤビツのタイムってどれくらい?」
yaki「50分です(^q^)(ほんとは52分)」
BASSさん「(^q^)」
yaki「(^q^)」
BASSさん「あ…。いや、じゃあ40分チームで!」
yaki「(^q^)」
同じレベルの人なんていなかった(絶望)
この感じ・・・これは昔、スノーボードで経験があります。
それは初心者の為の初めてのハーフパイプ講座なる物に参加した時です。
現場に着いてみるとガチの初心者は私だけ、みんな普通にハーフパイプでエアーターンを決めています。
は?講座名は「初めてのハーフパイプ」だろ?お前ら日本語読める?
何普通にエアーターン決めちゃってんの?みんな嘘つきワロタwww帰れよwww
という心の中の叫びは誰にも通じず、当然のように講座はスタート。
全員の足を引っ張る訳にはいかないとイキって出来もしないのに飛んだ結果、カッチカチのリップにアバラを強打して泣きそうになったのはいい想い出です。
敗因は明確でイキって周りに合わせた結果です。
今回もイキってこの失敗を繰り返さないようにしなければなりません。
という訳で、チーム40分切りのスタートです。
早速何人かでスタートして行きますがBetchiさんに付いていけたら40分切りペースだとか・・・。
ほほう・・・(危険な思考)
こりゃあ行くしかない!と自分のペースはどこへやら、付いて行けるところまで付いていく!と無謀にも名古木からガンガンにイキって雑兵トレインに入って進んでいきます。
信号をフルで引っかかりながらもなんとか食らいついていきます。
蓑毛までは。
蓑毛の坂に差し掛かった時に何故か皆さんペースが落ちずにそのまま登っていきます。
確かここでカゼトバさんとishiに抜かれてグループの後ろへ。
しかし、ここが正念場!限界に挑戦や!!!と、なんとか食いつこうと頑張って回します。
結果、心拍は急上昇。
「あかん!こいつはあかん!!!」
あかんのですが身体に鞭打って頑張ってくらいついた結果その後のワッフル区間、ここで完全に限界を迎えました。
霞んでいく目の前にカゼトバさんの背中が遠く消えてきます。
早々に目標のカカロット(カゼトバさん)を失った私はここからは完全に一人旅。脚は売り切れてるので完全に我慢の罰ゲームタイムに突入です。
死を覚悟してタラタラ走っていると後ろからペダルを漕ぐ音が迫ってきます。
なんと、ヤビツ34分台ののりすけさんがもう追いついて来ました。
のりすけさん「はい、もっと漕いで漕いで漕いで~!」
yaki「ひゃぁあ~~~~~!!!!」
のりすけさん「はい、緩めない緩めない!」
yaki「もう駄目っす(›´ω`‹ )」
のりすけさん「心拍がキツイ時はアウターに入れてケイデンス60位にすると楽ですよ(*^_^*)」
yaki「アウター!?脚が売り切れてるのに!?」
色々疑問はありましたが藁にもすがる思いでアウターへ入れます。
yaki「あ。確かに少し心拍は落ち着きました。でもこれ斜度が上がったら無理そうです(›´ω`‹ )」
のりすけさん「大丈夫ですよ(*^_^*)」(何が!?)
すぐ斜度が上がる
yaki「キッツ!!!クソキッツ!!!!(即行でインナーへ)」
のりすけさん「写真とりますね~!」
ものすごい加速して前に出てカメラを構える。
yaki「ハイ!」(渾身の力を込めてポーズ)
のりすけさん「ここら辺が一番キツイ場所ですから頑張りましょう!」
と、そのまま加速して消えて行きました・・・。
さすがヤビツ34分台は化け物だ・・・。
ここからどうやったら心拍下げて楽に走れるか色々試してみますが何をやってもキツくてお手上げ状態。
仕方ないのでひたすら耐えるしかありません。
そしてBASSさんに抜かれ
BASSさん「がんばりましょう!」
yaki「ふぁい(›´ω`‹ )」
菜の花台ではみつ隊長にも抜かれ
みつさん「へっへっへ~追いついた♪」
みつさん「あと1/3だぞ!頑張れ!」
yaki「ふぁい(›´ω`‹ )」
このようにどんどん赤い人と青い人に抜かれていき、そして気付けば後発のチーム30分台も含めた全員に抜かれ、結局最後尾で白目で口からエクトプラズムを出しながらヤビツを登頂いたしました。
ちなみに最後は凍っており、頂上まで行きたい人は押歩きで取りあえず山頂まで行っております。
私もこんな思いをして折角ここまで登ったのだからと、取りあえずてっぺんへ。
タイムは47分でした。(微妙)
前回は52分だったので、まぁ遅くはなってないのでよしとします(白目)
こうして初めてのヤビツ雑兵練は幕を閉じます。
戦いはまだ終わってない
ひとまず雪の関係で歩いてヤビツ登頂になってしまいましたが、菜の花台で一旦集合して下ります。
正直下りはみなさんからめちゃくちゃ遅れそうで怖かったのですが、とても丁寧に安全な速度で下っているので私でも安心してついていけました。
そして名古木まで下りきると今度はお昼ご飯の為に善波トンネルの先のステーキガストを目指して進みます。
すると、善波トンネルの手前の緩い登りでものすごい勢いでトレインが加速!
は!?なんで!?
売り切れた脚が悲鳴を上げますが考えている暇はありません。
千切れてたまるか!と必死に食らいつき、なんとかここで千切れる事は回避できました(歓喜)
ヤビツはボロボロでしたが、以前の私では間違いなくこの善波手前の加速で千切れていたでしょう。
少しでも自分の成長を実感できる事があってよかったです\(^o^)/
ヤビツの反省と日々のトレーニング
ヤビツの一番の反省といえば、最初で脚を使い切った事。
しかしあのペースで行かなければ40分切りは無理なんだなと一つのラインがわかりました。
個人的に思ったのが蓑毛の坂で一気に体力を消耗してしまった事です。
蓑毛の坂の手前まではもう少し持ちそうな余裕はあったのですが斜度が上がって一気にレッドゾーンへ突入してあっという間に力尽きた感じです。
なので、次は蓑毛の坂の手前までは今回のようなペースを意識して、蓑毛の坂だけは自分のペースで落として行こうかなと思いました。
蓑毛は全体の1/3位なので残りの2/3をタレないで行ければ結構変わってきそうです。
また、私は日々のローラーを20分で回しているのですが今回のヤビツでも20分を過ぎたところで急激にタレる事がわかりました。
カゼトバさんに相談してみると、カゼトバさんも以前は菜の花台とか途中でタレてしまっていたらしいのですがローラーの時間を増やしたら最後まで持つようになったとか。
ヤビツのタイムを伸ばしたければ最低でもヤビツを登る時間、理想は1時間~1時間半位のローラーをやるか時間が取れなければタバタがいいんじゃないかとの事でした。
BASSさんに聞いても、とにかく1時間前後のヒルクライムに特化してトレーニングしているそうで、日々のローラーも1時間~1時間半程のビルドアップをされています。
私は高強度を40~50分維持するってローラーではやったことありません。
考えて見れば私より強い人が私より練習しているのに、それ以下の私が付いていけるはずがありません。
それに練習でできない事が本番でできる訳もなく、ちょっとローラーの内容も変えないといけないなと思いました。
何を目指している訳ではありませんが、ローラーは修行の場でヤビツは修行の成果を数値化する場所!と割り切って行こうと思います。
それと同時に絶景を求める普段のゆるポタをより楽にたくさん登れて綺麗な場所へいけるようになれればいいなぁと思っております(*^_^*)
獲得標高3000m位を気持ちよく登れるようになれれば最高だなぁという感じです・・・。
そしてゆくゆくは乗鞍チャリティライド・・・ピークス・・・。
先は長いです・・・(›´ω`‹ )
練習に参加してみて
結論から言うと参加して本当によかったと思います。
みなさん優しく色々と教えていただけるし、何より圧倒的な力の差で刺激を受ける事ができました。
そして面白い事に今日のメンバーのバイクやライドはいつものグループライドと全然違う事に気付きました。
私は輪たろうさんのゆるポタや茶川さんのグループライド、バター&コーラさんの絶景デスルート等をご一緒した事がありますがそのどれにも属しません。
さすがレーシングチーム、みなさんのバイクにはパワーメーターが付いていて戦闘的なポジションからホイールやコンポまでスピードに特化した仕様で余計な物は一切ついてないです。
もちろん乗っている人も皆さんバキバキに鍛えられていますwww
ライド時間も朝集まって全開で走り、お昼には解散しますので、家庭を持っている方やトレーニングライドとしてはとても効率がいいのだと思います。
絶対にまた苦しい事になると思いますが木曜日に休みが取れる時かお山の練習ではまた参加してみようかなと思いました\(^o^)/
チームメイトとは
~とある日のお話~
コーラさん「雑兵のウルさんに挑戦状叩きつけておきますね(o^^o)」
ウルバムさん「私に挑戦状!?それはアレですね、泣かすしかないですね(๑˃̵ᴗ˂̵)」
yaki「おいコラ、コーラさん(真顔)」
カゼトバさん「オラとウルちゃんでヤキちゃんを挟み撃ちや!ヽ(・∀・)ノ」
yaki「!!!!!!」
yaki「な・・・なぜそんな事を(›´ω`‹ )(同じチーム仲間なのに)」
カゼトバさん「そりゃyakiちゃんが速くなる前に優越感に浸るために決まってるがな!ヽ(・∀・)ノ」
全員敵だった!!
コメント
ずっと書いて欲しかった初雑兵練参加のブログが読めて感無量のコーラです♪
自転車の楽しみ方は色々あると思ってはいますが!!それでも《速さ》だけは何か特別なものだと思ってます☆彡
獲得標高やれ距離はなんとなく乗っているだけでも稼げるようになりますが(誤解があったらすみません……)《速さ》だけは確固たる意志がないと身に付かないですから!
毎度言いますがピークス完走するよりもヤビツTTやる方が大変だと確信してます。
狼(《速さ》)は羊(ぐるぽた)になれますが☆その逆は無理ですからね…
取り敢えず後2回ヤビツ登ればヤビ4(37分w)みたいなので(笑)ぜひぜひ努力を続けて欲しいと思いますです♡
コーラさん
確かになんとなく乗っているだけではある程度以上は速くはなりませんね(^_^;)
でも、私にとってはピークス完走もヤビ4も同じくらい大変だと思っていますwww
どちらも一朝一夕で努力なしで出来る物ではないと思いますので(*^_^*)
コーラさんには車の中でよく話を聞いて頂いていますが、「いざとなれば速く走れる上で余裕を持ってゆるポタ」が私の理想形ですので頑張ります!
計算では後2回で37分になるので有給取って2回行ってしまおうか悩んでいるところです(^q^)
yakiそばパンさん、はじめまして!
7期で入隊しましたMATです。ヤビツ記事拝読させていただきました。
わたしも先日初めてヤビツアタックしたのですが、まるで自分のことのように
読み進んでしまいました。ちなみに初めてのタイムは46分半くらいでした。
私は、ローラーを持ってないので一定パワーを持続できるトレーニングをできてないので
ヤバイと感じております。近々またヤビツアタックをしようかと思ってますので、
よかったらご一緒できれば幸いです。あとゆるグルメポタも大好きです
MAT_cycle
初めまして!初めてで46分半は私よりはるかに速いですね!すごいです\(^o^)/
MATさんならちょっとトレーニングすれば40分切りはできてしまいそうですね。元々のフィジカルの高い方が羨ましです(*^_^*)
是非是非、また木曜日のヤビツ練にも参加しようと思いますのでタイミング合えば是非ご一緒して下さい♪