先週コーラさんとピークスの下見で行った伊豆ですが、今週は西伊豆へ行ってきました!
2週連続の伊豆となりますが、実は今回の西伊豆はずっと憧れていた場所でもあります。
西伊豆には絶景の西伊豆スカイラインや港町での美味しいご飯、もちろん温泉もたくさんあります。
特に空気の澄んでる冬場は景色も最高、観光客が少ない、温泉も気持ちいい、内陸の山地より暖かくて凍結しにくい。と、冬に自転車で走る為にあるような場所なのです!
そんな西伊豆に今回ご一緒するのは
さきっぽ大好きバターさん
ギックリ背中のコーラさん
デスルート大好きしんぱちさん
ランドヌール・キルハさん
でございます。
今回はバターさんはルートナビゲーターとして我々を案内していただきます。
西伊豆に来る機会を作っていただいたバターさんには感謝です\(^o^)/
Contents
本日のルート
バターさんは以前ぼっちで西伊豆に行かれた時にそこまでのクソ坂もなく「めっちゃ最高」と感想を述べていました。
こんな西伊豆に今度はグループライドでみんなと一緒に行きたい!と案内役をかって出ていただき感謝してもしきれません(涙)
さてさて、それでは今回バターさんの作って頂いたルートをご紹介します。
誰がデスルート引けと言った(怒)
なんか強度が先週のピークス下見と近い物を感じます。
どうみてもクソ坂が紛れ込んでいるようにしか見えないのですが、バターさんはコレが本当に最高の西伊豆ルートとお考えなのでしょうか。
思わずこれはヤバいのでは?そもそも景色を楽しむ余裕が無くなるのでは?
とややクレーム気味に聞いてみると。
バターさん「だってヤキソバンさんが登りたいって言うから(´・ω・`)」
身に覚えがないとはまさにこのこと。
こうして我々の西伊豆ルートは決まって行ったのでした。
修善寺に到着
私とコーラさんはトランポ組なので車で修善寺運動公園の駐車場へ到着です。
前日までは風が心配な予報でしたが実際来てみたら快晴の無風!
西伊豆は風に悩まされる事が多いようで、終日無風だった今回のライドは非常に恵まれていたと言えます。
自転車を組み立てたら何やらエグイ坂道を下って待ち合わせのコンビニへ。
既にこちらへ向かっている輪行組の到着をまったりと待ちます(*^_^*)
ほどなくして輪行組も到着。
今回ライドではお初のキルハさんですが600kmブルべを制覇した男です。
キルハさんの自転車にはダブルライトとか、ダウンチューブにホルダーがついてたりとブルべ仕様を彷彿とされるのは先入観でしょうか・・・。
やっぱり何かに特化しているってカッコいいなぁ。すごいなぁ。とコーラさんと興味津々で見入ります。
全員揃ったら早速西伊豆スカイラインへ向けてスタートしていきます。
ここで、何やらバターさんに元気がありません。
聞くとどうやらデジカメを忘れてきてしまったようです。
バターさん「本日の目的の九割を失いました(›´ω`‹ )」
yaki「まぁまぁ、私が写真たくさん撮りますからw」
スタートしてすぐは温泉街の中を走ります。
これがまた雰囲気良くてテンションがあがります。
清流の横には無料の足湯も!出発したばかりなので入る気にはなりませんが帰りに足湯入ったら帰りたくなくなりそうです。
素敵な温泉旅館を過ぎていくと段々と街中からはずれていきます。
温泉街を抜けて民家が減るとグッと車通りも減って走り安くなります。
斜度も緩くてみんな笑顔。楽しく談笑しながらゆるゆると登ります。
民家はなくなり、完全に林道となった道をしばらく登っているとT字路へ突き当たります。
こちらを左へ向かって進みます。
しばらく進んでいると本日最初のピーク兼絶景ポイントが近づいてきます。
するとコーラさんが「yakiさん、バターさんへ仕掛けないんですか?」と聞いてきます。
しかけるってなにを!?
yaki「平和主義の私がそんな事する訳ないじゃないですか~。」
コーラさん「ほらほら、あと200mでピークですよ(≧▽≦)b」
バターさん「あ~あ。こないのかな~(チラッチラッ)」
yaki「あと200か~、いやいやいきませんよ私はwww(先頭のバターさんの元へゆっくり上がる)」
そのままゆっくりと近づき、
yaki「うおおおおお!!!!ニュートロンのさびになれぇえええええ!!!!!!!」
バターさんが油断したところをついてダンシングで加速!
そしてゴールが見えてもバターさんの気配を感じません。
yaki「見たか!俺の勝ちだ!誰がヤキソバンじゃ!!!!」
yaki「俺は!!yakiそばパンだ!!!!!」
と、勝利を確信しかけたそのとき
ヒュンッ!!!!
なんとバターさんが右から音もなく現れました。
こいつぁまずいっ!!!
と、歯を食いしばって私も必死に回しますがそのまま追い抜かれてフィニッシュ。
哀れ私はシャマル・ミレのさびとなってしまいました(›´ω`‹ )
巷では「大先輩のyakiそばパンさんに勝とうなんて恐れ多いです~(ニヤニヤ)」とか「私なんてヤキソバンさんの足元にも及びませんよ~(›´ω`‹ )」とか「ヤキソバン様と比べたら私はゴミです!う〇こです!」とか言ってたはずなのに、この仕打ちです。
やっぱりコイツはびゅんびゅんだ・・・と確信した瞬間です。
yaki「ひとまず第一ラインはバターさんだね←(負けず嫌い)」
バターさん「え?まだあるのですか?(›´ω`‹ )」
こちらとしてもこの後のデスルートを考えると無駄な体力を使いたくはありませんが、男としてこのまま引き下がる訳にもいきません。
絶景を前に「もう脚がパンパンです(゚´ω`゚)」と訴えるバターさんを横目にほくそ笑み、プルプルする脚をさすりながら次の機会を狙います。
ここではちょっと富士山に雲が乗っかってしまっていますが駿河湾が一望できてとても良い景色でした\(^o^)/
さて、予想外に脚がプルプルしてしまっていますが先へ進まねばなりません。
バターさんによればもうすぐ西伊豆スカイラインらしいので頑張って重い脚を回します。
少し行くとガラッと周りの雰囲気が変わります。
どこから西伊豆スカイラインなのかわかりませんが、どうやらその区間に入ったようです。
立木が低く、気持ちのいい道が始まります(*´∀`*)
絶景区間に入ると周りはもう全て空と海!写真を撮りたい場所が多すぎて困る位です。
とっても気持ちいい道を走れる夢のような区間です。
遠くには雪をかぶる日本アルプスも。
ここで西伊豆スカイラインは渋峠に似ていると言われているので渋峠の写真と比べてみました!
二つの写真を見比べると確かに似ているように見えます。
しかし、実際に行ってみるとこれまた全然違う別物。
簡単に言うと渋峠は「天空」西伊豆は「海と空と港」という感じです。
目の前を流れる雲、周りの山々が全て下に見える”自分の位置が一番高い”という感じ、温度差や空気の味。
渋峠ではそういう簡単には見る事のできない非日常さが総合的な美しさに繋がっているんじゃないかなと思います。
対して西伊豆はもっと日常に近い美しさ、楽しさという感じで、眼下に広がる港町など、自然の地形と人の生活が織りなす美しさを感じました。
標高1000m近くの道路で空と海をバックに走れるのが西伊豆の醍醐味だと思います\(^o^)/
眼下には港町もあり、1時間程度でそこまでダウンヒルしておいしい料理も食べれます。
どっちがいいかと言われると、どっちもいい!としか言えませんので、ご興味ある方は是非どっちにも行ってみて下さい♪
ここも綺麗だ、ここも綺麗だとみんな思い思いに写真を撮りながら進んでいきます。
すると、西伊豆スカイラインの立札が出現!ここが最高地点なのかはわかりませんがとりあえずパシャリ!
最高の絶景の中を走る夢のような時間を暫く堪能していると、だんだん周りが林になってきます。
どうやら西伊豆スカイラインは終了したようです。
バターさん「みなさん!もうここからは下りですよ\(^o^)/」
一同「よっしゃ!西伊豆気持ちいい~♪」
登り「こんにちわ(´・ω・`)」
一同「おい!」
バターさん「(ゝω・)テヘペロ」
~登り終了~
バターさん「みなさん!ここですここ!ここで登りは終了です\(^o^)/」
一同「はあ~、やっと終わったか(*´∀`*)」
登り「また会ったな(´・ω・`)」
一同「・・・」
バターさん「 (○ノω・)チラッ」
~登り終了~
バターさん「みなさん!今度こそ下りです\(^o^)/」
一同「う・・・うん。(ほんとか?)」
登り「(´・ω・`)」
一同「・・・(怒)」
バターさん「(〃ノωノ)」
しんぱちさん「クソバターぁああああ!!!!!」
以上のような「ここから下りです詐欺」を5.6回程繰り返し←(!?)
バターさん「みなさん!この後登りがきますよ~!下りはありませんよ~!」
yaki「開き直りやがったwww」
バターさん「こういっとけばもう詐欺にはなりませんよ!フヒヒ(΄◞ิ౪◟ิ‵)」
ついに「壊れたコンパス」と化し、暴挙にでたぶっ壊れナビゲーターさんの案内で一行は進んでいきます。
ここでガーミンを見ながらキルハさん
キルハさん「たぶんこの先にピークがあるからそこが本当の登り最後だね。」
しんぱちさん「あ~。たしかにピークがあるね。これが本当に頂上っぽいな。」
さすが、走り慣れているキルハさんとしんぱちさん。ガーミンをなんやかんやしてそんな情報までわかってしまいます。
非常に頼りになります。
バターさん「でしょ?だから言ったでしょ?登りありますよって(΄◞ิ౪◟ิ‵)」
yaki「ぶっとwばすぞwww」
yaki「ゼハーゼハー(大汗)」←もう一回ここから下りです詐欺に引っかかってアウターで突っ込んだ。
yaki「今回の登りは長いですね。これは峠っぽいですね。」
バターさん「これが仁科峠ですかね?」
yaki「下りどころかもう一個峠があるというオチwww」
ここで前を見るとさっきまで近くを走っていたコーラさんがぐんぐん離れていきます。
バターさん「なんかコーラさん加速していきますね。(追いかけますか?)」
yaki「そうですね。(追いかけなくていいんじゃない?)」
バターさん「追いつきましょう!!!!」
yaki「くそ!仕方ない!!」
バターさんがやる気を出したのでくるくると二人で坂道を加速していきます。
カーブでコーラさんが見えなくなったところで頑張って踏みます。
yaki「うおおおおおお!」
バターさん「うおおおおおお!」
そしてカーブを曲がると・・・
yaki「はっ!!!????」
なんと、何故かコーラさんの姿が遠くなっています。
バターさん「だめだぁあああ~~~~(心折れる)」
ここでバターさんの心が思いっきりへし折れますが
yaki「駄目だ!バターさん諦めたらダメだ!諦めたら終わりですよ!!」
yaki「うおおおお!!!!!」
とバターさんの前へ出てかなり限界でしたが諦めずに追いかけます。
そしてまたカーブを抜けると・・・。
コーラさんまた微妙に遠くなってる?
yaki「だめだぁあああ~~~~(心折れる)」
ここで私の心もモッキリ折られ、バターさんとゆるゆるとコーラさんを追いかけました(゚´ω`゚)
止まって待っててくれたコーラさんに追いついて聞いてみると
コーラさん「いつも一人の時はこんなペースです!yakiさん付いてきてるかと思いました(≧▽≦)」
特に頑張ってる風でないコーラさんの背中が、かなり頑張ってる自分からスルスルと離れていく現象はもう怪奇現象としか言えません(゚´ω`゚)
そんな怪奇現象にも負けずにペダルを回すと、また周りが開けて絶景ゾーンに突入します。
思わず止まってパシャパシャ!
と、ここで前をみると坂の上に看板らしき物と車が止まっています。
間違いなくここが仁科峠のピークです。
確信した私は瞬時にここしかないと全力でペダルを回します。
yaki「おりゃあああああ!!!!」
バターさん「!!!!!」
yaki「ニュートロンのさびにしてくれるわ!!!!」
バターさん「クッ!!!!!」
今回は騙し打ちではなく後ろから思い切り行きました。
バターさんは最初のスプリントとコーラさんを追いかけたりと弱っていた事もあり、頂上の手前で追い越してなんとか勝利!
なんとか一矢報いる事ができ、本日のyakiバター抗争は1勝1敗となりました(歓喜)
むろん、これで私とバターさんは完全に脚を使い切った事は言うまでもありません。
峠に到着してキョロキョロしているとどうやら上に登れるようです。
丘の上は360°見渡せる絶景。
海と空と山のコントラストが美しいです。
そしてこの上から撮れば上がってくるしんぱちさんとキルハさんを空撮みたいに撮れる!
と考えて狙いを定めます。
中々撮れない角度から写真が撮れて満足です(*´∀`*)
しんぱちさんとキルハさんが到着したらしばらく休憩してスタートです。
ここはホントのホントにピークなのでここからは本当に下りです。
ちょっと下ると「西天城高原牧場の家」という施設が出てきます。
ソフトクリームや軽食が食べられるという事なので、お昼前ですが水等の補給も兼ねてよってみます。
外は寒いですが、ずっと登っていたので私は汗ダラダラ、牧場と言えばと言う事でソフトクリームを食します。
しばらく休憩したらダウンヒルの続きです。
ここからは港町の黄金崎まで一気に下ります。
明らかに10%越えが永遠と続いており、仁科峠のこっち側はかなりヤバい峠というのが下っている時点でわかります。
「いや~、ここ絶対登りたくないですね~」
等と言いながら注意して下ります。
唯一コーラさんだけ「こっち側の坂はいいですね~!」
と目を輝かせていましたが心を鬼にしてスルーします。
雰囲気の良い、斜度だけおかしい林道を下っていくと民家がチラホラ出てきてなんだか懐かしい気持ちになる田舎町に出ます。
こういう町におばあちゃんの家があったら最高なんだろうな~と妄想しながら気持ちよくクランクを回します。
町に出てすぐ、お目当てのお店に到着!
バターさん曰く、丼物のお店で賄い丼と天丼の評価が高かったのだとか。
入れるかお店に確認をすると、なんと閉店30分前。
あともう少しモタモタしてたら完全に途方に暮れているところでした ( ;∀;)アブナカッタゼ!
コーラさん「これ、ここまで来て閉店だから今の坂登り返してさっきの牧場の家でご飯!って言ったら暴動が起きますねwww」
yaki「それは想像しただけで、ゲッソリですよ(›´ω`‹ )」
コーラさん「まぁ、私は登りが増える分には平気ですけど(≧▽≦)」
yaki「ハハハハハ(棒)」
ちなみに、この店、賄い丼と天丼も美味しそうですがその他のアジ丼もめちゃくちゃおいしそうです。
キルハさんが頼んでいましたが次来たら是非アジ丼を食したいです(*´∀`*)
コーラさんは安定の二食
ちなみにここでもカメラを忘れたバターさんはスマホで撮影しています。
バターさん「こんっっっなちっちゃいセンサーじゃクソ写真しか撮れませんよ!」
バターさん「こんっっっなんですよ!こんっっっなん!!!!」
yaki「わ・・・わかりましたってwwww」
とか文句を言いながらご自分の天丼を撮影&ツイート。
やる気なさすぎだろwwww
もうちょっと楽しそうなツイートをしてくださいwww
美味しいご飯でお腹いっぱいになったら早速出発します。
現在二時過ぎ、ここから海沿いを走り戸田峠を越えると確実に日が落ちてしまいます。
明るいライトは持っているので行けない事はありませんが夜間走行は避けたいところです。
取りあえず作戦会議という名目で近くのコンビニに入ります。
暗くなったら下りは気を付けないとな~。とコンビニを出ると。
バターさん「yakiさんがトイレに行ってる間にある決断が下されましたよ(›´ω`‹ )」
yaki「え?なんですか?」
コーラさん「ここを登り返して戻る事になりました(≧∀≦)」
yaki「ふぁっ!!??? 」
しんぱちさん「暗くなってからの峠越えは危ないからね~。気温も落ちるし。」
キルハさん「日没まで約2時間、真っ暗になる前に比較的明るい市街地に出るにはここを戻るしかないねw」
なんと、コーラさんとふざけて言っていた登り返しが現実に!
確かにここを登り返すのが最短で修善寺に戻れるというのは明らかです。
このまま無理に進んで暗闇の峠越えは確かに危険でそんなリスクを背負ってまで進む意味もありません。
であれば、少しでも安全なルートを進むのは当然の選択肢です。
なあに、西伊豆スカイラインをもう一度走れると思えば軽いもんですよ。゚( ゚^∀^゚)゚。
という訳で仁科峠をこちらから登り返す為にさっき来た道を急いで戻っています(白目)
この先の登りはさっき下ってきたのでだいたいどんなもんかわかりますが、
まあ、ゲロ以下の匂いがぷんぷんです。
下りながらも「ここは登りたくないな」と冷や汗が出るほどの斜度、そして何より長い(10km位あったと思います)という非常にヤバいスペックです。
そして横を見れば激坂の象徴でもあるみかんの木も安定して生えております。
なまじ知っているから余計辛いという事もあり、これから始まるであろう坂のクソっぷりを思って早くもゲッソリしている私ではありますが、無情にも登りははじまります。
知ってはいましたがいきなり10%越えの連続攻撃。
バターさんに「標識を撮ってください」と言われ、震える手でなんとか撮影します。
全然斜度が落ちない(泣)
たまに斜度が落ち着く場所が2~3箇所ありましたがその他はクソ坂のオンパレード!
10%~14%の連続攻撃が続きます(›´ω`‹ )
しかし長い・・・。あとどれくらいあるのかなんとなくわかってしまうので余計ゲッソリしてしまいます。
すると、ここでバターさんがゴールの牧場の家らしき建物を発見。
バターさん「あ!!見えました!!!ゴールです!」
yaki「まじっすか!(歓喜)」
コーラさん「え?ほんとに?早くないですか!?」
バターさん「よっしゃあああ!着いたああああ!」
yaki「あっ!!!!!!!!」
バターさん「あっ!!!!!!!」
ただのビニールハウスやんけ(絶望)
コーラさん「wwwwwwww」
バターさん「クソがぁあああああ!!!!!(絶叫)」
バターさん「ふざっけんなぁああhhふぃfじぇ!!!(崩壊)」
コーラさん「やっぱりwwwたぶんまだ半分くらいですw」
このポイントでバターさんの自我が崩壊。
(燃やす…燃やす…いや~真っ赤だなぁ…クソ坂…フフッ…)
と、焦点の合ってない目でブツブツと独り言をつぶやき始めました。
正直そろそろ勘弁してくれ!と思いますが、
無情にも斜度が落ちる事はなく、まるでバターさんを嘲笑うかのように10%越えの標識が乱立します。
どれ位登ったでしょうか、滴り落ちる汗と苦しい心拍に耐えながらじりじりと登っていると見覚えのある建物が目に入ります。
ついたーーー!!!!!
このほっとした感じは明神以来かもしれません。
仁科峠(黄金崎側)はかなりのクソ坂に間違いありませんのでご注意ください!
自転車を降りているとすぐにバターさんも登頂。
足元から崩れ落ちます。
コーラさん「いや~、中々いい峠でしたね(≧∀≦)」
yaki「いい峠!?このクソ坂がですか!?」
ふとコーラさんのチェーンがフロントアウターにかかってる事に気が付きます。
yaki「あれ。そういえばコーラさんまさかずっとアウターでした?」
コーラさん「今日くらいの強度ならアウターです(≧∀≦)b」
コーラさん「あ。yakiさんがアタックしてくれるならインナーに入れて全力で追いますよ(≧∀≦)b」
yaki「絶対しませんwwww」
やはり私には筋力も大きく足りないのかなと思いました。
バターさんを見ても私より数段重いギアを使って余裕そうに登っている姿も見受けられました。
軽いギアでくるくると登るとどうしても心拍を使うのでゼーハーしてしまいます。
そこを重いギアでゆっくりと回せれば脚はともかく、心拍は使わないので心拍は上がりきらないような気もします。
永遠と続く10%越えの峠をアウターで楽々回せる気はまったくしませんが。
しばらく白目で泡吹いて倒れているとキルハさんが到着。
キルハさん「仁科峠はクソ(真顔)」
それからすぐにしんぱちさんも到着。
しんぱちさん「まじヤバいまじヤバいwww」
みんな(※コーラさんを除く)完全にやられてますwww
yaki「キツイっすね(›´ω`‹ )」
しんぱちさん「いい感じにデスってきたw」
(´-`).。oO(なんで嬉しそうなんだ)
全員揃ったところで、最後の補給として牧場の家で飲み物を補給します。
変なカカシのような人形もコチラをみて「がんばれよ!」と応援してくれています。
補給をしたら急いで出発です。
ここからすぐに仁科峠の頂上でそこからは下り基調のアップダウンが続きます。
このペースならなんとか峠で真っ暗にはならなそうです。
ちなみに、今日は夕日がめちゃくちゃ綺麗。
raphaっぽい写真を撮ろうとがんばります。
夕日と道が美しい・・・。
この時間になるとバイクも車も一切通りません。
静まり返った夕暮れのスカイラインにチェーンの音と自分達の声だけが響きます。
そんな夕焼けの中を走っているとなんだか妙に落ち着いた気持ちになります。
私にはこの時が今日一で自転車に乗っていて気持ちのいい至福の時でした。
いや~、いいわぁ~、夕日いいわ~。
ちょっと横を見れば自分達が登ってきた道とお昼を食べたであろう港の集落が見えます。
あんなところから登ってきのか・・・。
しばらくすると仁科峠を越えて西伊豆スカイラインに入ります。
ここでこの日一番の絶景に出会います。
おお~・・・。
思わずため息の出る美しさ。
あんまり時間はありませんが思わず足を止めてしまいます。
そして、ここしかない!とみんなで記念写真を撮ります。
昼間の青空の下の道もいいですが、私は個人的に夕日が大好きです。
しかし、通常この時間帯にここにいるのは非常にヤバい展開です。
今回はギリギリの中でこのような時間とルートになっていますが、日は一気に沈んで暗くなってしまうので暗い中でのダウンヒルを強いられる可能性が大となります。
ただ、普通敢えて夕日の西伊豆スカイラインを自転車で走ろうと企画する事はないので、私としてはむしろ時間が足りなくなって仁科峠を登り返す事になってよかったなと思っています。
私にとってはまさに怪我の功名でした。
それくらいこの夕焼けの中、みなさんと西伊豆スカイラインを走れた事は嬉しかったです(*´∀`*)
今の状況を噛みしめながらゆっくりとペダルと回せた時間でした。
ここから先は暗くなる前にできるだけ市街地に近づくだけです。
ただ、路面は薄暗いので細心の注意を払ってスピード控えめに下ります。
下りの途中で日は沈んで暗くなってきましたが、真っ暗闇になる前になんとか交通量の多めの道路に出ました。
本当に真っ暗な峠のダウンヒルは回避成功です。
ここからは行きかう車のライトや電灯もあるので一安心、そのまま修善寺の駅近くまで行き解散となりました。
コーラさん「さて、では最後にあの坂ですね(≧∀≦)」
yaki「ほんとにいやだほんとにいやだほんとにいやだ」
コーラさん「yakiさんアタックしてもいいですよ(≧∀≦)」
yaki「ちくしょーーーーーー!!!!」
ちなみにこの後、トランポ組のカッスカス状態の私とコーラさんは修善寺自然公園の駐車場までの坂を登ったら無駄に獲得標高を150m上げる事になり、私の中に深いトラウマを植え付けるのでありました。
今回は途中で引き返す形になりましたが結果的に夕焼けの西伊豆スカイラインが楽しめて最高でした。
みなさん、またご一緒していただけると嬉しいです(*´∀`*)
そして今回、ルートや御飯場所を案内していただいたバターさんありがとうございました!
【総論】修善寺の駐車場までの坂はクソ
おまけ~非情の決断~
しんぱちさんとキルハさんを待っているバターさんと私とコーラさん。
yaki「しんぱちさん辛そうでしたね、バターさんそんな所で寝てないでちょっとお迎えに行ってきて下さいよ(*´∀`*)」
バターさん「しんぱちさんなら大丈夫大丈夫ー(ハナホジー)」
yaki「バターさん、しんぱちさんの事尊敬してるって言ってたじゃないですか?」
バターさん「あれは盛りました!」
コーラさん「これはひどいwwww」
yaki「見捨てる気だwww」
バターさん「時には非情さも必要です。でも大丈夫…大人ですから…(遠い目)」
確かに、戦場で生き残るためには仲間がいるのに扉を閉める覚悟もある意味必要なスキルと言えます。
ちなみにその時私もこんな体勢だったことはここだけの秘密です。
☆お☆わ☆り☆
コメント
はじめまして、コメント失礼します。
大変面白い記事でニヤニヤしながら楽しませて頂きました!
先日初めて西伊豆に行ったのですが非常に天気が悪く、本来ならこんなに綺麗な景色や夕陽を楽しめたんだなぁと羨ましく思いました、、
僕のルートはyakiそばパンさんの当初のルートとほぼ同じだったのですが、最後の金冠山登りがとても辛かったです!
春には晴天リベンジをしようと話しているので、今度は仁科峠の登り返し案も検討させて頂きます!
といさん
初めまして!
ご拝読&コメントありがとうございます(*´∀`*)
伊豆は天気が非常に難しいようですね・・・。
私は幸い今のところは気候にも恵まれています。
最後の金冠山登りやはりキツイですよね?当初からそこは警戒していました。
まさかの展開で違うクソ坂にやられましたが(T_T)
仁科峠を登り返したいなんてといさん・・・さては坂バカですね?(笑)
是非、晴天リベンジして下さい\(^o^)/
yakiさん、こんばんは!(^^)!
今回も楽しく読ませていただきました。皆さん、面白いひとですね。笑
バターさん、ナイスです!!
伊豆半島は、大好きです。よく行きます!もちろん、クルマでね。先月も稲取まで行きましたが運転してると名も無き坂でもロードだったらヤバイって感じる所が随所にありますね。そんな伊豆半島、デスチャレンジに挑むyakiさんを坂が苦手な私からみますと誇りに思います。写真もすごくいいですねー綺麗でした。私も坂?いや、丘レベルですが、週末に仲間と行ってきます。また、ブログ楽しみしています。( ´艸`)
masaさん
いつもコメントありがとうございます\(^o^)/
バターさんはナイスじゃないですwww
masaさんも今度は是非自転車で伊豆半島へ行ってみて下さい!
車とは違った景色が見れますよ(楽とは言ってない)(*^_^*)
峠は苦しいですが車は来ないし基本的にみんなゆっくりでお話できますし、休憩のタイミングも取りやすいのでグループライドではオススメです♪
今週末は気温がグッと落ちる用ですが、風邪を引かないよう楽しんできてください\(^o^)/
初めてコメントさせていただきます。
ライド中の楽しい雰囲気が伝わってきました。
全部いい写真でしたが夕陽をバックにした写真は特に綺麗ですね!
これからも楽しみにしてます。
しんさん
コメントありがとうございます(*´ω`*)
夕日、本当に綺麗でした!
この日の綺麗さと楽しさが少しでも伝わっていただけたようで嬉しいです。
これからもどんどん綺麗なところへ行きたいと思っております(^ω^)
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