飯能はいつも雨~成木峠と天目指峠と美味しいランチ~

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関東のローディに馴染みのある場所と言えば相模原や奥多摩が挙げられます。
ヤビツ峠や宮ケ瀬、都民の森などロードバイクで走りやすいところが沢山あってまさにローディ天国と言ってもいいような場所です。
つい「相模原に住めばもっと山近くていいなぁ」と思ってしまいます。

ところが、実はもう一か所関東のローディ(山好きに限る)にとっては天国のような場所があるのです。
その名は「飯能」。
ちなみに場所はココ。

地図

飯能と言えばいつか関脇さんの雨払いをしに子の権現へ行ったのが最後になります。
当時、ガチの雨が降る中飯能駅に集合し、カフェKIKIで雨宿りからの雨上がりの子の権現へ行ったらカニにパンクさせられてゴール直前のクソ坂で滑って登れなかった、というろくな思い出がありません。

そんな飯能ですが秩父とセットで主に埼玉や所沢付近に住まわれている方がよく走りに行っているイメージの場所です。

あの日以来飯能にはめっきり縁のなかった私ですが、今回飯能がホームのかんださんが案内していただけるお誘いをいただき、ちょうど有間峠を登ってみたかった私は渡りに船だと喜んでお誘いに乗っからせていただきました(*´ω`*)

週末の予報は晴れ。

この日のメンバーは
かんださん
しげさん
とりにくさん(ろりにくさん)
そして私、yakiそばパンんの4名となりました。

前日は雨でしたが、当日の予報は曇りか晴れの予報で雨の降る気配はなかったので安心して就寝。

はじまりはいつも雨

そして当日朝起きて集合場所へ行くと…
なんと路面はガッツリウェットで今にも雨が降りそうです。
そして何より寒い。

気温は確かこの時点で15度。
日がないので結構寒く、慌てて車から長袖インナーを探して着込みます。

一つ気掛かりなのがしげさんが思い切って夏仕様の半袖ビブで来ている事。
本人曰く「今は寒いけどこの後暑くなるから大丈夫」と小刻みに震えながら話しています。

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コンビニで準備をしたらいざスタート!
予定では有間峠へ行く事になっていましたが、とりあえずかんだシェフが頼んでいないのにサービスしてくれたウェルカムドリンクで成木峠へ向かいます(←!?)

成木峠

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成木峠は東京ヒルクライムNARIKIステージとしても使われているヒルクライムコースです。
かんださんが折角飯能の来たのだから是非登ってほしい!と案内してくれました。
ヒルクライムコースだったらそんなクソ坂じゃないだろうし、成木って聞いた事あるので一度登ってみよう♪
とワクテカしますが、成木峠経験者のとりにくさんとかんださんから注意点を聞かされます。

・コンクリート区間の急斜面の苔やグレーチングは滑るからトルクをかけてはいけない
・細くて道は良くはない
・クソ坂


え!?ヒルクライムレースで走るような道に苔の生えたコンクリートとかあるの!?
てかクソ坂なんですか!?

とりにくさん「レースの前日は掃除して石灰撒いたりして滑らないようにしますからね(´ω`)そんな峠です(´ω`)」


yaki「あかん(*´ω`*)」



なんかヤバそうな雰囲気を感じながらも成木を目指して一行は進みます。

そしてしばらく走っていると


しげさん「あ~!ダメだ!寒い!」


予想はしていましたが後ろから悲痛な叫びが聞こえてきます。


「まぁこの後登りで温まりますからw」



と騙し騙し進んで行くと成木峠へIN!

成木峠というよりNARIKIステージのコースへINと言った方が正確でしょうか。
このNARIKIステージは最初広い国道の平地を数キロ走ります。
軽いアップダウンはあるかもしれませんがレースでは40km/hとかで集団で進むらしいのでまぁ平地ですね!(平地ではない)
途中、おそらくチーム練されている方に抜かされたのですが何故かかんださんに火がついて「行きますか!?」とか言い出したので必死に鎮火する作業をしていました。

で、しばらくそんな道を走っているとY字路が出てくるのでそこを左に曲がります。
すると急に道が細くなって林道のようになりますのでそうしたら本格的に登りが始まります。

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ちなみに、黙っていましたが実はこの時点で霧雨が降っています(マジキチ)


yaki「私はですね、このLOOKでは雨の日やウェットの日は走らないって決めてたのですよ!」


yaki「まだ3回目なのにもう雨の中の走行じゃないですかwww」


かんださん「爆wwwwww」



とかなんとか話しているとどんどん斜度が上がってきて後ろからしげさんが追い越していきます。

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で、興味本位でしげさんについていきます(死亡フラグ)

言われていたコンクリート区間に突入していますが、このコンクリート区間1回出てきて終わりじゃなくて斜度が上がるたびに何度も出てくるのです。
馬返しみたいな斜度ではありませんが、間違いなく後半はずっと10%越えていると思います。

ただ、しげさんが私が追いつこうとすると加速するのでさらにそれに追いつこうとする悪循環になり何故かこのクソ坂をほとんど全開で登る事に(心拍天元突破)

めっちゃゼーハーしてカーブを曲がるとずっと続いていた10%から急に斜度が収まり登頂の気配を感じとります。
ここでしげさんが脚を緩めたのでしげさんの横に行き


yaki「しげさん、もう終わりっぽいですね!」


しげさん「そうですね」



と会話した瞬間


プシューーーーーーーーー!


しげさん「????」


yaki「ノーーーー!!!」



自分の前輪が見事にぺったんこになっていたのですぐに停止。
しげさんは「パンクっすか~?」と言いながら先へ進んで行き雨の降る森の中で孤独なパンク交換が始まります(雨はクソ)
ラテックスでまたパンクするのが嫌だったのでこういう時の為に持ち歩いている丈夫なブチルチューブにぶつぶつ文句をいいながら換装。

そしてパンク修理完了するとほぼ同時に皆さんが上から下ってきてくれましたのでそのまま登頂はせずに下る事に。

後で調べてみると頂上まであと200mくらいでした。
最大心拍にぶっこんで今日1番頑張ったのに世の中は無情です(´_ゝ`)

ちなみに頂上はこんな感じだったようです。
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天気クソ過ぎワロタ


とりにくさんのガーミンを見るとこの時の気温が8度(←?)
ちなみに何故か息が白かったです(←!?)
普通に寒すぎるので「かしわぎ」という山小屋?のようなところで休憩。
100円でホットコーヒーや飲み物も売ってます。

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ちなみに飯能には綺麗な川が流れていてホタル祭りみたいなのもやっていました。かんださん曰く成木の辺りでもホタルが見れる事があるらしいです。
なるほど、水がとても綺麗なのと周りがコンクリで埋められていないのでホタルも生きていけそうな環境です。

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しげさん「なんだか眠くなってきたよパトラッシュ…」


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yaki「しげさん寝たら死んでしまいますよwww起きてw」


さすがに雨+濃霧で気温8℃の中のダウンヒルはこたえたようでしげさんが瀕死です。
聞くと有間峠はここより標高が3倍近いとか(ワロタ)


しげさん「そんなところにいったら僕は紫色になってしまいますwww」


とりにくさん「この時点でかなり寒いので有間峠はやめましょうw」



普通に長袖インナーでも寒かったので満場一致で有間峠は却下。
ここからどうするかダラダラと考えて雑談する事約1時間ちょい(←!?)

とりあえず天目指峠(あまめざすとうげ)というところに行ってからお昼を食べようという事に決定。
天目指峠を目指します。

天目指峠

天目指峠の辺りは普通に雨。
とりあえずしげさんに着いてたんたんと登りました(;´_ゝ`)

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特に特徴のある峠ではありませんでしたのでサクッと通過。

本日のコンタドール

本日のコンタドール



このままランチを目指します。
途中、こんなバスをかんださんが撮影。
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飯能って色々なアニメの舞台になっていて町全体で盛り上げてる雰囲気があります。
こういうのはいつも私が走ってる宮ケ瀬や相模原にはないところですね~。

本日のランチ

天目指峠から路面が乾いてる濡れてるに一喜一憂しながらちょっと走ると本日のランチ場所
嬉しい事にかんださんが美味しそうなお店を探してくれていました。ありがとうございます(*´ω`*)

お店はコチラ「レストランぽれぽれ
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最近出来たお店のようですが、古民家を改装したようでとても雰囲気が良い店内です。

私はぽれぽれカレーを、しげさんはチキンの何か(忘れた)、かんださんがオムライス?、とりにくさんがズワイガニのドリア?だったようなちょっと違ったような。
全員にサラダと飲み物が付いてきます。

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kani

purinn

このかんださんの選んでくれたお店が大正解。
私カレーが好きなので結構頼んだりするのですが、カレーが有名なところでも普通に市販のルーをメインで使ってるお店って意外に多いのです。
でもここはきちんとスパイスを調合して元から作っている感じがします(真相はわかりませんが市販のルーの存在は感じませんでした)。
スパイシー&フルーティーでとても美味しくてオススメでした。

あと、お皿と盛り付けのセンスがとてもいい感じです。
その点も◎です(*´ω`*)

皆も美味しかった!と言っていたので飯能へ行った際は是非行ってみてください!本当にオススメです!

デザートに東飯能カントリークラブ

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お腹も満足したら天気が良くなってきて道路も乾いてきました。
ただ時間が既に1時を回っているのでここから東飯能カントリークラブ(通称:苦労坂)を裏から登ってサクッと帰ろうという事に。
苦労坂というと、以前関脇さんと来たライドの時に表は登った事がありますがかなりのクソ坂だった記憶があります。

ただ、話を聞くと裏からの方が少し楽なようです。
実際に登ってみると途中からワッフル区間になりますし、表よりはマシなのかもしれませんがクソ坂には変わりありませんでした(苦笑)

ちなみにここで最後のピーク手前でしげさんを油断させて差そうと「ゆっくり行きます~」と少し遅れて距離を取りながら追いかけました。
そして最後の緩斜面で作戦通りアウターに入れてゴリゴリ詰めましたがわずかに届かず!(悔しい)

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並びかけたが間に合わなかったゴールライン(ゴールラインはない)

並びかけたが間に合わなかったゴールライン(ゴールラインはない)



作戦では音もなく近づいてしげさんが気付いた頃にはスッとかわしてゴールという絵を描いていましたが、私の紐アルテグラではアウターにいれた瞬間「ガシャコン!!!」という音が響き渡り、ギアを一段上げる度に「ガチャ!」「ガチャ!」という音が容赦なく鳴り響いていたので、しげさんには数十メートル手前から段々近づいてくるギアチェンジの音で私の位置と作戦が手に取るようにわかっていたようです(;´_ゝ`)

実際のレースってこういうやり取りがあるのかわかりませんが、あるとしたらデュラの電動やイータップの無線の無音に近いギアチェンジはめちゃくちゃ意味のある事なのかもしれません。

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そしてこのまま苦労坂を下って無事ライド終了となりました(*´ω`*)

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まとめ

今のところ100%の確率でパンクに雨とあまり私と相性の良くない飯能ではありますが、山好きのローディにとってはとても良いところでした。
宮ケ瀬の方と違い、バラエティに富んだ峠が近場にまとまっている事と魅力的なランチ場所がたくさんあるという事だけでめちゃくちゃ魅力的な場所です。
もう少し奥に行けば秩父にも行けてしうのも良いと思います
ただ、全体的に森の中というイメージで富士山がドーンと見えたり菜の花台のように開けた絶景的な物は少ないかなという印象です。

今回ご一緒していただいたとりにくさんとしげさん、かんださん楽しい時間をありがとうございました!
特にかんださんは案内やランチ場所の下調べありがとうございます!
パンクと天気はクソでしたが飯能のイメージがよくなりました(*´ω`*)

近い内に有間峠へリベンジ!と思ったら有間峠がまた閉鎖されてしまうようなので(ショック)、有間峠でないライドでもご一緒してください!

※今回はほとんど皆さんに撮っていただいた写真を使わせていただきましたm(_ _)m

コメント

  1. きくと より:

    なにやら、また美味しそうなお店ですね!!
    僕はもっぱら飯能名栗=ターニップさんなんで、今度はそちらにも行ってみます!!

    • yakiそばパン より:

      きくとさん

      ご拝読ありがとうございます(*´ω`*)
      ターニップさんには行ったことありませんが、ここは誰にでもオススメできる美味しいお店でした!
      自転車じゃない時も行きたいくらいですw
      是非行ってみてください(*´ω`*)