秋の猪苗代湖でサイクリング+御霊櫃峠でヒルクライム

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10月も半ばを過ぎて段々寒くなってきました。
そんな折、普段から子育てにいそしむT氏の奥さんの「たまには思い切り自転車で走りたい!」という要望をなんとか叶えてあげようとライド企画がスタートしました。
奥さんの実家であれば赤ちゃんを両親に預けられるという事もあり、奥さんの実家である福島まで遠征する福島紅葉ツアーが組み立てられる事になりました。

当初は紅葉の吾妻スカイラインを気持ちよく登って浄土平の絶景を味わおう!と企画していたのですが、そこは全国的にも有名な紅葉スポットの吾妻スカイライン。
宮ケ瀬やヤビツ峠なんかとはレベルが違います。
直前に得た情報では、紅葉が見頃な週末というタイミングで道路は激混み、観光バス等も多く通る上、駐車場へ入るにも駐車待ちの渋滞が発生しているとの事。
また、ヒルクライム初心者がいるので途中まで車で行こうと思っていたのですが、途中まで行っても10%越えの九十九折は存在しており、さらにその路肩の狭い道路に大量の観光バスや車が行き来しているとの事。

想像しただけでうんざりする光景に集団走行、峠走行に慣れてないグループで行くのは危険&絶対楽しくないと異論を認めない俺のワンマン判断。
急遽、猪苗代湖に変更となったのでありました。

ただし、軽井沢や那須なんかと違ってお店の数は非常に少ないようで、湖畔だけをずっと走っていても飽きる事が予想されます。
しかも混雑を避けているとはいえ、普段より車も多めにいる可能性は高いです。
そこで、車が少ない+絶景を楽しめる場所を探す訳ですがそうすると必然的に林道・峠等が候補に出てきます。

とはいっても、猪苗代湖の近くの峠って磐梯山位しかわからず、磐梯山は峠というかむしろデカい山でそんなところをいきなりヒルクライム初体験&坂嫌いのT氏の奥さんを連れて行ったらブチコロされます。
どうしようかな~T氏の奥さん怒ったら絶対怖いからな~と「Google map」を眺めていると猪苗代湖湖畔からウネウネと伸びる峠道のような物を発見!
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お!これは!?
と、ストリートビューを見てみると
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めっちゃ綺麗やん!


詳しく調べてみるとこのうにょうにょは立派な峠道で「御霊櫃峠(ごれいびつとうげ)」と言うらしいです。
車も少な目で地元のローディでは登る人もいるみたいです。
距離も短めで、頂上では景色もいいし、紅葉も楽しめるかもしれません。
特に激坂という感じもしないのでこれはいい選択だと思われます。
気になる点と言えば、名前がなんか怖い事、実際検索すると「心霊スポット」としてヒットしまくる事です。
これに関してはそっとブラウザを閉じてそれ以上は何も調べずに(もちろんみんなには言わずに)、見なかった事にしてルートを組み込みます。
世の中、知らない方が幸せな事だってあるのです。

出発日当日

実はこの日、栃木ではジャパンカップが予定されておりました。
ロードバイク界のスーパースターが集まり、カンチェラーラが引退宣言もしている事からそれなりに混雑が予想される上、晴れの週末で日光や磐梯でも紅葉が見頃の今、東北道は渋滞が発生すると見込んで常磐道で目的地へ急ぎました。

狙いはズバリ大当たり、常磐道はまったく渋滞する事もなくほぼ予定通りにT氏の奥さんの実家に到着。
赤ちゃんを預けて猪苗代湖へ向かいます。

ちなみにこの日、8人乗りのアルファードをレンタルしたのですが大人4人+チャイルドシート+自転車4台はなんとか積み込めました!

猪苗代湖、志田浜駐車場へ到着

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起点となる志田浜駐車場へ到着。

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今回のメンバーはT氏とT氏の奥さん、私と私の嫁の計4人です。

自転車を組み立てたら早速湖畔のサイクリングへスタート。
ただ、やはり交通量はかなり多め、志田浜近辺は乗用車も大型トラックも猛スピードで横をビュンビュン通過するのでサイクリングには厳しい感じ。

しかし逃げるように進んでいき、「上戸」という信号を越えて湖沿いに行くと交通量はグッと減ります。
そしていきなりのこの景色。

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猪苗代湖のすぐ脇を走れる道路はこの辺の区間しかないようで、観光で来た人も路肩に車を止めて景色を楽しんでいました。
それに海沿いと違って風もなく、ベタベタしないので非常に清々しいです。

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暫くこんな感じの湖畔の道を進んでいきます。
浜路浜という浜が見えてきたら御霊櫃峠が近い証拠です。

え?これ、ただの田んぼのあぜ道じゃないの?ってところを左折。
田んぼの真ん中、山へ向かう一本道を進みます。

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この辺りまでは完璧に平地。
しかも、車もほとんど来ない上、道は荒れてないので非常に走り安い!
女性陣にも笑顔が見えます。


暫くは畑の真ん中の道を進みますが徐々に畑は無くなり、林道の雰囲気へ。
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いや~いいですな~。最高ですな~。
斜度は2%程度のほぼ平坦な道。
やや色付き始めた森の林道はとても綺麗で一同至福の時間でした。
ヒルクライムを嫌がっていたT氏の奥さんも


T氏奥さん「案外行けるもんだね!林道最高ーーーー!」


と、ご満悦。

談笑しながら絵に描いたような楽しいサイクリングが続いていきます。


ただ、私は・・・。

(´-`).。oO(おかしい・・・。絶対おかしい。ストリートビューで見た限りでは結構山は登っていたはず。ルートラボでチラッと見た時も距離は短くても平均斜度7%位あった気がする。まさか、この後・・・。)


yaki「林道誤解してた?う・・・うん。そうでしょ?ハハハ・・・。」


等と言いながら背中を冷たい汗が流れ落ちます。

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御霊櫃峠、本領発揮

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やあ、見てごらんこれから登る山がとても綺麗だ!

色付き始めた森がとても綺麗で一行の気を逸らしますが、この後の右カーブで斜度がグッと上がる現実は変わりません。

さっきまで平坦林道のような天国区間で談笑していた我々でしたが、登りが続くにつれて無言に。
みんなのテンションの落ちっぷりに私はと言うと、ちょっと先を見てくるね!と先へ行き、「あと2個カーブの先が少し平坦だからそこで休もう!」という感じの情報屋さんに成り代わってみんなの士気をなんとか盛り上げます。

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ただ、斜度は非情にも進むにつれて増して行き、ガーミンの表示も10%をチラホラ行き来するようになります。
女性陣には無理せずキツイ所は足着いたり歩いて貰うように言っていたのですが、この辺で初の足着き。

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そしてここから九十九折連発で一気に峠らしさが増してきます。


T氏奥様「yakiさん!これどこまで続くの!?(半ギレ)」


yaki「お・・・おう。T氏!iPhoneだiPhone!」


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休憩しながらこの先どれ位峠が続くのかiPhoneでチェックしてみると見た感じ後1/3位しかありません。
それを見た女性陣もキツイけどこれなら行けるかもしない!
と、思ったようで再び自転車へ跨りペダルを回します。

ちょっとどんなもんか先に行ってみてくるね!
と伝えてT氏と先行そて先の様子を見ます。

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しかし、無情にも斜度は緩むことはなくむしろ徐々に平坦区間がなくなっていきキツクなってきます。



まずい!怒られる!!!



もう、斜度が緩むことは諦め、とりあえず後どれ位で終わるのかだけ確認したい一心で先へ進みます。
女性陣の事を考えるとそろそろ終わってくれないと私が怒られます。
私の嫁は裏ヤビツや半原越等の峠道へは何度か連れて行っているのでこの程度の峠耐性はあると思います。
が、T氏の奥様は峠経験がゼロ+坂嫌いという事もありそろそろ終わってくれないと非常にマズイ展開になります。

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いくつワインディングを抜けたでしょうか。このカーブで最後か?このカーブか?
といくつも期待を裏切られる度に、T氏から「これはあの二人じゃ無理だなぁ・・・」という言葉も出て来始めます。
ややネガティブになってきた時、ふと視界が開けて頂上らしき場所が見えます。
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おお!T氏!!!頂上らしき場所が見えたぞ!


(´-`).。oO(まだ結構あるじゃねぇか。。。)


とりあえず、頂上が見えた!と言って、自らを落ち着かせる事によって後方でブチ切れているであろうT氏の奥様を恐れる気持ちを軽くします。
そして開けた場所では、だいぶ登ってきた事がわかるように良い景色が広がります。

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この辺からT氏もゼーハーしてきたのでグネグネカーブで写真を撮って気を紛らわしていきます。

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疲れて来たT氏とバカ話をしながら、ふと横を見れば秋の味覚「あけび」が立派に実っています。
人が来ないので獲られる事もないのでしょう。
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T氏!最悪あれで補給だな。


等と冗談を言ってる場合じゃない程、頂上に到着しません。
地図でみたらあと1/3位だったけど、実はもっと全然あるのかな。
この辺からちょっと焦り出してT氏を置いてペースを上げ、とりあえず頂上を目指してみます。

すると、すぐに頂上に到着。
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実はもうすぐそこまで来ていました。

そのままUターンして戻って見るとT氏も最後の直線に到着!苦悶の表情ですが、頂上が見えて嬉しそうにペダルを回します。
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T氏登頂


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とりあえず、思った以上の絶景に二人のテンションはあがります。
ここの峠はロードバイクから降りて少し丘を登ると360°見渡せるスポットへ辿り付けます。
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実際に登ってみると、頂上からは郡山市の市街でしょうか?街並みと、反対には今まで我々のいた猪苗代湖が広がっています。
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霞んでいますが奥に見える平らなところが猪苗代湖です。
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また、ここは登山口としても良いのでしょうか、山の尾根伝いに登山道があり、その登山道には登山を楽しむ方達が歩いています。
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ちなみに、登山に来ていた方に聞いた情報によると、スッキリと晴れた日には猪苗代湖の向こうの山までがハッキリと見える絶景が広がっているそうです。
う~ん。それは是非見てみたいですなぁ。。。

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暫くおっさん二人でキャッキャしてると、声がすごくこだましてる事に気付きます。



yaki「よし!T氏!ちょっと聞いてろよ!」


すぅ~~~~(空気を吸い込む)







yaki「うぇ~いwwww」







やまびこ「うぇ~いwwwwうぇ~いwwwwうぇ~いwwwwうぇ~いwwww・・・」







ワハハハハwww




T氏「!!!!!」


T氏「や・・・yakiさんヤバい!今、嫁さんからラインが・・・(震え声)」


yaki「え?何www」


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ライン「どこが頂上?まじ見えない(マジ切れ)」


yaki「!!!!!!!」


yaki「やっべ!登頂と絶景に喜んですっかり忘れてた(震え声)」



なんという事でしょう、登頂と絶景にすっかり満足した我々はT氏の奥様と嫁の事はすっかり忘れて二人ではしゃいでおりました。
慌てて、迎えに下って行くと、
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なんと最後の直線に差し掛かっているところでした。



yaki「おお!すごいぞ!絶対歩いてどっかで休憩してると思ってた!今見えてるあそこが頂上だからもうsu・・・」


T氏奥様「ぜんっぜん三分の一じゃないじゃないか!!!!(マジ切れ)」


yaki「ひいいいいいいぃぃぃぃぃ」



と怒られながらもなんと全員登頂
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登ってしまえば、いい景色と帰りのダウンヒルのみなので漕がなくても湖畔には辿り付けます。
そしてT氏の奥様は登りは嫌いですが、下りは大好物。

マジで危ないのでT氏を前にしてスピード出せないようにしてダウンヒルさせます。
ゆっくりね!危ないからね!危ない!と叫ぶT氏を煽りながらあっという間に消えて行く2人を見届けてから私と嫁はゆっくりと下って行きます。

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いっきに湖畔まで出ると湖が夕暮れがかって非常に綺麗な猪苗代湖が眺められました。

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そのまま車まで戻って今回のライドは無事終了しました。
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今回のライドで登った「御霊櫃峠」ですが、少なくとも猪苗代湖側からであれば舗装も綺麗で車も少ないので快適に登れます。
ただ、後半に連れて斜度が上がっていくので初心者の方は要注意です。
とは言っても、九十九折なので疑似的に平地を作って休憩もできますし、休み休みいけば短い峠なので誰でも登頂は可能だと思います。
雰囲気は最高でもう少し色付いてからの紅葉の時期はすごく良いと思います。
特にこの峠の良いところは短い距離で平和な平坦林道と峠らしい九十九折、頂上ではまるで森林限界のような360°大パノラマの絶景が見れる事です。
霞みがなければ猪苗代湖も見えます。

交通量も少なく、路面も綺麗で雰囲気最高、景色も最高、一粒で二度、三度もおいしいローディにとってはかなり完成度の高いオススメできる峠ではないでしょうか。

後は猪苗代湖の湖畔の道路ですが、場所によって交通量の差が非常に激しく、私が走った限りでは志田浜周辺は猛スピードのトラック、乗用車が引っ切り無しに走っている上、狭いトンネルも通らなければならず、特に公道になれていない方は注意した方が良さそうです。

ちなみに、T氏の奥様に恐る恐る、ヒルクライムの感想を聞いたところ(勇者)。


ダウンヒル”は”楽しかった。


との事です(震え声)。

女性陣回想シーン



~yakiそばパンとT氏は先を見に行ってくると行ったっきり全然戻ってこず~



T氏奥様「ゼーハーゼーハー・・・長くない!?頂上まで長くない!?」


嫁「キツイ場所は車来ない事を確認して、蛇行すると楽だよ!」


T氏奥様「あ。ほんと。あ!なんか鉄塔見える!頂上かな?やっと・・・やっと着いたかな!?」


カーブを曲がる。


T氏奥様「!!!!!!!!!」

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T氏奥様「まだこんなにあるの!!??(半ギレ)」



と、その時・・・





yakiびこ「うぇ~いwwwwうぇ~いwwwwうぇ~いwwwwうぇ~いwwww・・・(頂上から)









嫁&T氏奥様「・・・・・」








T氏奥様「yakiそばパンめ~~~!!!!!(ブチギレ)」



その後、T氏奥様の御実家の御両親・親戚一同の前でyakiそばパンは詐欺!と発表され、以降の私のライド企画には過剰に不信感を募らし、峠嫌いには益々拍車がかかってしまったT氏奥様だったのであった。


めでたしめでたし


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~完~

コメント

  1. たましか より:

    10月初めに行ったときは台風一過で
    頂上は立ってられないくらいの強風でした。(;´・ω・)
    風景も綺麗で行ってよかったから私も今度は夫婦で行ってみたいです。

    • yakiそばパン より:

      たましかさん

      そ・・・そんな強風だったのですね。それは怖い (((( ;゚д゚)))
      是非是非、天気の良い時は最高だと思います♪
      きっと奥様にも喜んでいただけると思います(≧▽≦)